商品番号:1531754
【 仕入れ担当 田渕より 】
至宝の美をつむぐ、崇高なまでの感性と技…
この生地感にこの繊細な彩り。
まさかと思い、箱を開けて本当に驚きました…
染織の分野で独自の道を開拓し、草木の自然染料で糸を染め、
手機で色彩豊かに織りあげた作品の数々は、私たちを魅了してやまない、
人間国宝・志村ふくみ氏。
今回ご紹介するのは弊社で初となる、氏の染織による紬地のショールでございます。
弊社でも初となるお品物、その彩りに目が離せなくなり
懇意にしている問屋様から特別に買い付けて参りました。
拙い説明ではございますが、お目に留めて頂けましたら幸いでございます。
まずはじっくりとご覧下さいませ。
【 お色柄 】
ふわりとやわらかさのある…
しなやかな中にも感じられる細やかなハリは、
まさに草木の息吹までも閉じ込めたかのような。
大地を駆けめぐるすべての自然美、深く染み込ませたかのようなその彩りには、
刻々と変化する草木の息吹を写し出したかのような。
これほどの意匠を表現するのに一体どれほどの時間を費やし、
生命の息吹が込められてきたのでしょうか。
柔らかに包み込まれるような…
力強く、『海の記憶』と銘打たれた色味使い。
手触りの上質な紬地は、草木染めの奥深さを一枚に込めた様な藍の濃淡。
中心には金糸を持ちて菱模様を織りなし、両端には繊細な浮織も施してございます。
美術工芸品を所蔵する至福を、
是非にもご堪能頂きたいひと品でございます。
自然からいただく、極められた芸術の美。
その心を、作品から感じ取っていただければ、これほどうれしいことはございません。
【 志村ふくみについて 】
「色が色ではない」と思っている領域が化学染料にはない。
志村氏が植物染料をひたすらに極めるのはここにあると述べております。
採取したばかりの草木でその時々の色をうつしとる志村氏の草木染。
あえて色みを調節せずに、そのものの色を頂くからこそ、
透明感やそのものの良さが表現されるという志村氏の作品。
彩が教えてくれる感性そのままに…
絹物の繊細な織り味と、紬のあたたかい包容力。
あえて色みを調節せずに、自然そのものの色を頂くからこそ、
透明感やそのものの良さが表現されております。
1924年 滋賀県にて生まれる。
1978年 日本工芸会の理事になる
1983年 第一回京都府文化賞功労賞を受賞 『一色一生』で第十回大沸次郎賞受賞
1990年 【紬織】で重要無形文化財保持者に認定
絹100%(金属糸風繊維除く)
大きさ:94cm×55cm
房:20.5㎝
◆最適な着用時期 問いません
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お食事、お出かけ、カジュアルパーティー、行楽など
◆合わせるお着物 色無地、小紋、織の着物など
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