商品番号:1531429
(税込)
【仕入担当 竹中より】
ほのかに光る箔糸がなんとも素敵にお背中を飾る、
龍村平蔵製の逸品袋帯が入荷いたしました、
このクラスこの状態で価格は通常ですと有りえません!
「平蔵製」の文字は、お着物ファンの憧れとして、
その価値は上がりこそすれ、下がることはまずないことと思います。
まずはじっくりとご覧くださいませ。
【商品の状態】
リサイクル中古品として仕入れてまいりました。
うっすらと締め跡がございますが
目立つ傷 よごれなどない美品でございます
【お色柄】
マットな彩りの上品な薄黄土で織り上げられた帯地。
その地に共色で入子菱や花弁紋が敷き詰められ
それを背景に
竹屋町刺繍の様な織にて
輝きを上品に抑えた金糸使いで 一重唐草模様が織り成されています
主張しすぎない絶妙の仕上がりは
ぜひともお茶席にお締めいただきたい至高の一品。
日本伝統のデザイン、究極の色彩センス、卓越した職人技。
そのいずれが欠けても成しえない本当の美しさに出会うことのできる一品と、
自信を持ってお薦めいたします。
もちろん裏表継ぎ目のない本袋で織り上げられています。
フォーマルシーンに華やぎある唯一の存在感を演出してくれることでしょう。
細部までの美へのこだわりはさすが龍村という仕上がりです。
悠久の美をもって末代までお譲りいただける美術工芸品的な1本です。
どのような場でも自信をもってお召しいただけることと存じます。
なかなかこの価格で、ここまでの龍村平蔵の帯には出会えないかと思いますので、
どうぞこの機会にご検討くださいませ。
【 初代・龍村平蔵(号・光波)について 】
染織工芸作家
伝統的な西陣にあって、常に斬新な発想と
革新的な技法の習得により新境地を切り開いた名匠。
奈良県の正倉院に収蔵されている正倉院裂の
復元の第一人者。
生涯で70種もの日本の宝物の復元に成功した。
【 経歴 】
1876年に大阪の両替屋の豪商の家に生まれる。
16歳のときに祖父が死去し、それを機に家業を継ぐ。
1894年には18歳で織元として独立、その後1906年に
京都で龍村織物製織所を設立。
当初は販売に従事していたが、徐々に織物の技術に
興味を持ち、研究を開始。
研究の結果、帯に奥行きと彩りを与えた
高浪織(たかなみおり)や、意匠に立体感を出すため
糸に凹凸を持たせる纐纈織(こうけちおり)などの
数々の技術を生み出し特許を取得。
後、苦心して開発した織技法が次々と同業者に
模倣された事で古代裂の復元研究に没頭。
「どんな複雑な組織の織物も、経糸と緯糸によって
構成された、理屈で割り切れる偶数の世界」ととらえ、
「美」という3つ目の要素を加える事で織物を芸術という
高みに押し上げた。
1956年には染織工芸界の新たな可能性を切り開いた
数々の業績に対し、80歳にして日本芸術恩賜賞を受賞。
1962年 没、享年86歳。
龍村平蔵の子息は
謙・晋・徳・元の4人
このうち謙が二代龍村平蔵(号・光翔)、
元が三代目平蔵(龍村美術織物経営)。
現在は龍村旻が龍村美術織物を経営、
2006年4月に四代目龍村平蔵を襲名
絹100% (金属糸風を除く) 長さ4.33m前後
龍村平蔵製
※お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、レセプション、観劇など
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋。織りのお着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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