商品番号:1531374
(税込)
【 仕入れ担当 戸高より 】
織の至宝<十八算12マルキ>による、
最高級【 本場白大島紬 】のご紹介です。
大島紬の中でも最高峰クラスである12マルキ。
洗練の白大島紬での作品を
問屋さんから特別に期間限定で仕入れてまいりました。
世界一と謳われる極細絣による素晴らしいひと品。
白大島の12マルキはその性質上本当に希少。
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく。
【 お色柄 】
白生地のようなきっぱりとした白ではなく。
まろやかで深みがあり、
まさに大地の穏やかな安らぎ感じられるような独特の白大島地。
お柄には手鞠に唐草模様が表現されて。
一つひとつのデザインがまるで染描いたかのように
繊細な絣にて表現された圧巻の意匠でございます。
見て、着て愉しむ…。
こんなにもサプライズな大島紬、他にはございません。
しっとりとした味わいと深みに美しい詩情をお楽しみください。
着れば着るほど着心地がよくなる素晴らしい風合いを楽しみながら、
母から娘へと末永く受け継いでいっていただければと願っております。
終生お手元でご愛用いただければと願いつつ、
大切にお届けさせていただきます。
【 12マルキについて 】
経糸の総数に占める経絣糸の割合が「マルキ」と呼ばれる数値。
7マルキの経糸の配列は、<絣糸1>に<地糸3>、の1:3。
9マルキの経糸の配列は、<絣糸1>に<地糸2>、の1:2。
経絣糸が多く入れば入るほど、経緯(たてよこ)の絣合わせは一層難しくなる。
しかし12マルキの絣の比率は、実は9マルキと全く同じ。
そこで異なるのが、<算数(よみすう)>と呼ばれるもの。
算数(よみすう)とは、「1cmのなかに経糸が何本あるか」を表す織物用語。
奄美では伝統的に13算(じゅうさんよみ)で織られ、
鹿児島では伝統的に15.5算(じゅうごてんごよみ・じゅうごはん)で織られている。
13算は、1cmのあいだに経糸が26本。
15.5算は、1cmのあいだに経糸が31本。
つまり、算数(よみすう)というのは、織りの緻密さを表わす単位です。
算数が多ければ多いほど、布が緻密であり、上質な布である事を表わしています。
12マルキの大島紬は、この算数が、18算(じゅうはちよみ)で織られており、
1cmのあいだに経糸が実に36本。
これだけの本数を織り込むためには当然、細い糸を使わなければならず、
糸が細ければ細いほど、織物は上質になっていきます。
そして絣糸も細くなり、カタスのT字も緻密の極みにまで至る。
その数、およそ330万個。
もちろんのこと、年間製作本数は本当に限られております。
また非常に細い糸を使用しているため、その手触りは、
7マルキ、9マルキのお品とは比べ物にならず、
まるで不織布のように滑らかです。
【 大島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
鹿児島県の奄美大島を中心に作られている織物。
世界三大織物にも数えられ、織る前に糸を染める先染、
手織りの平織、絣合わせをして織上げたものは
「本場大島紬」の名で伝統工芸品に指定されている。
しなやかで軽く、シワになりにくいという特徴がある。
手紡ぎの糸を、「テーチ木」(車輪梅)という
奄美エリアに生息する植物の煎汁液と、
鉄分を含む泥土でこげ茶色に発色させ、
手織りする伝統的技法が主だった染色方法。
藍、白、色大島などもある。
大島紬は独特の絣使い(細い点)と先染め、製法等限られた
条件の中で約84種類があり、染色別が6種類、糸の配列による
組織別14種類をかけ合わせて作る
絹100%
長さ12.3m 内巾37.5cm(最大裄丈約71cm)
本場大島紬織物協同組合の証紙、経済産業大臣指定伝統的工芸品の証紙がついております。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事、お出掛け、ご旅行、趣味のお集まりなど
◆合わせる帯 洒落袋帯 名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
[ 単 ]
地入れ3,300円+衿裏2,200円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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