商品番号:1530835
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
戦争などで百有余年もの間途絶えていた技術を
復元した【 知花花織(ちばなはなおり) 】による
珍しい半巾帯のご紹介です。
琉球の織物らしい明るい彩りで知花花織ならではの
経浮花織によるシンプルなお柄がおりだされたお品。
九寸帯のご紹介はまだございますが、
半巾帯は本当に数がなく、
次回のご紹介お約束はできません。
首里でも読谷山でも八重山でもない半巾帯。
人と被らない、こだわりの装いにぜひどうぞ!
【 お色柄 】
しっかりとした地風の
留紺色の綿地に、
橙色と納戸色、藤色などの配色で
浮文を込めたシンプルな間道がすっきりと織り
描き出されております。
【 知花花織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(2012年7月25日)
沖縄県沖縄市知花で作られている織物。
琉球染織に見られる花織の多くが横方向に
緯糸が浮いて柄をあらわすが知花花織は縦方向に
浮糸が浮いて模様を出す花織である。
模様が縦方向に連続して浮く経浮花織(たてうきはなおり)と、
刺繍のように糸が浮く縫取花織(ぬいとりはなおり)の
2種類の技術が用いられている。
・経浮花織(たてうきはなおり)
平織の地組織に紋糸が経方向に加わる。
・縫取花織(ぬいとりはなおり)
平織りの地組織にハナ糸を織り込む。
知花花織は王府の貢布の対象外であったため、
自由な意匠で作ることができたといわれ、
旧暦の8月14日の馬乗り競争(ンマハラシー:男性の祭り)や、
8月15日の臼太鼓(ウスデーク:五穀豊穣を願う女性の祭り)など
祭事や奉納舞踊の晴れ着として地域の人々に愛されてきた。
第一次、第二次世界大戦後、沖縄が壊滅的な被害を受け
その技術は完全に途絶えたが1989年(平成元年)に
100年ぶりに復元された。
琉球藍で染められた紺地に絣や格子柄の組合せに
紋様は紅白の浮模様という伝統的な木綿織が原型。
現在はその原型を保ちながらも天然染料で染色した絹糸や、
加工糸を使った色鮮やかな製品も製織されている。
染料は琉球藍、福木、ヤマモモ、グール、ゲッキツ、
シャリンバイ、想思樹、月桃、椎の木などで、
これらの染料となる植物は、今も地域に残る
「知花城址」周辺などの山林より採取される。
柄には緯糸を2段以上織り込んで浮かせ表した紋様である
飛びハナ、緯糸を1段おきに紋糸を浮かせて表した紋様である
点ハナ(テンハナ)がある。
綿:100%
長さ:約4.32m
幅:約15cm
【 付属証紙 】
経済大臣指定伝統的工芸品・知花花織の証紙
知花花織事業協同組合・知花花織の証紙
沖縄県織物検査之証
沖縄県伝統工芸品之証
製織:兼久明子
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 通年
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご友人との気軽なお食事、街歩き、普段着 など
◆あわせるお着物 小紋、紬など織のおきもの
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