商品番号:1530340
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
型絵染の工芸作家で、日本工芸会正会員の
【 岩井香楠子 】氏による型絵染の九寸帯のご紹介です。
かの人間国宝・鎌倉芳太郎氏の元で紅型を学び、
型絵染の道に進むように勧められた作家さんで、
やわらかな彩りの花のデザインを独特の感性で
お着物や帯に表現されております。
もともと誂えが専門でいらっしゃいますので、
その作品をお見かけする事はほぼございません。
そんな岩井氏の作品ですが、
これが二度目のご紹介でございます。
型絵染、岩井氏の作品のファンの方、
他にはないものをお探しの方に心よりおすすめいたします。
ここ京都室町より、
大切に、大切にお届けさせていただきます。
まずはどうぞご覧くださいませ。
【 お色柄 】
柔らかな朱色の紬地。
その地には型絵染でコントラストたっぷりに染め上げられた繊細な美匠。
彦根縞と銘打たれた意匠が表現されました。
自然と目を奪われ、引き込まれるかのような…。
素晴らしい仕上がりでございます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 岩井香楠子について 】
日本工芸会正会員
横浜在住の型絵染作家
父親が彫刻家、母親が「漆塗り」を得意とする
芸術一家に生まれる。
彫刻家だった父が斎藤分町のアトリエに招き入れた、
日本画家・小倉遊亀氏に幼少期から日本画を習う。
横浜国立大学生物学科卒業後、東京芸術大学
美術学部日本画専攻に進み卒業。
結婚し渡米。
3年後不慮の事故で夫を亡くし帰国。
帰国後、着物の道を選び、着物コーディネイターとして
修行をする傍ら東京クラフト研究所で染織を学んだのち、
人間国宝・鎌倉芳太郎に3年間師事、紅型を学ぶ。
修行の後、鎌倉芳太郎に紅型に固執せず型絵染の道に
進むよう勧められ型絵染の道に進む。
【 受賞歴 】
1979年 新人染織展初入選
1994年 日本工芸会賞受賞
2012年 日本伝統工芸展染織展・東京都教委賞を受賞
【 日本工芸会(にほんこうげいかい)について 】
1955年に設立
重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)を
中心に伝統工芸作家、技術者等で組織する団体。
文化財保護法の精神にのっとり、無形文化財の
保護育成を図ることを目的としている。
現在、工芸分野重要無形文化財保持者含め
正会員約1200名が所属、伝統工芸の専門分野別の
組織として全員を7部会に分け、(陶芸・染織・
漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸)分野毎の
研究会及び、年一回の部会展を開催。
伝統工芸技術の発展と向上のために活動している。
【 型絵染について 】
染色工芸家、芹沢けい介(せりざわけいすけ:
けいは金偏に圭)が、1956年に人間国宝に認定された際、
室町時代末期から続く日本の伝統的な染色技法の
ひとつである「型染(かたぞめ)」と区別するために
あらたに生まれた言葉。
「型染」の仕事、技法は、個性的な下絵に始まり、
絵模様が創案され型彫り、染色にいたる工程の
ほとんどを一人でこなす性質を持つが、その工程を
一層発展させ、詣力や色彩感覚を重視した絵画的
表現を追及する創作的染技法が型絵染と呼ばれる。
絹100% 長さ3.55m
全通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、女子会、街着など
◆あわせる着物 色無地、御召、小紋、紬
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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