商品番号:1530016
【 仕入れ担当 中村より 】
通常は限られた販売ルートでのみ扱われる工芸品…
ご存知人間国宝、芹沢けい介氏に師事され、その類稀なき才能を開花されました
国画会準会員、鈴木紀絵氏。
滅多とご紹介の無い、創造性溢れる全通九寸帯のご紹介です。
長らく国展にて心弾む作品を発表し続けておりましたが、
2018年に惜しまれながら永眠されました。
もちろんのこと、新たな製作もございませんので、
次回のご紹介はお約束できません。
このような作品に出会えたことに感謝しながらご紹介させていただきます。
鈴木紀絵さんの創り出す物語の中へ…
至福のひとときをお過ごしくださいませ。
【 色柄 】
帯地へのこだわりはさすが、名匠と呼べるもの。
用いられた生地は非常に軽やかで張りのある紬地。
その地を葡萄色を基調にして、
ムラがあるように染め上げ、
意匠には、絞り染めの中に
きつねのお祭りの様子を表現して。
提灯の元で躍る狐の模様がなんとも可愛らしく…
他にはない表情をご堪能いただけます。
大人の女性の上質カジュアル、そして通好みな趣味性があふれだすようです。
厳選された素材、伝統に重んじる染め技法、そして卓抜されたデザイン性。
その素晴らしい創作力は、きっとひと目でおわかりいただけることでしょう。
創作性に富んだ逸品をお届けいたします。
【 鈴木紀絵について 】
元国画会会友の型絵染作家
※2017年国画会退会
1929年生まれ
1962年33歳のときに日舞を習う娘のために
着物を染めたいと、型絵染の人間国宝・芹澤けい介の
「このはな会」に入会。
1982年には国画会の会友となり、
以来型、絞り、手描きの手法を生かし、生地、
植物染料にこだわって花鳥風月をモチーフにした
独自の美しさを持つ作品を精力的に作り続けていた。
その作品は豊かな感性と人間性を感じさせ、
『大人のメルヘン』とも言える世界観で
高い評価と多くの支持を得ている。
【 国画会について 】
京都在住の日本画家、入江波光、小野竹喬、
榊原紫峰、土田麦僊、野長瀬晩花、村上華岳によって、
『西洋美術と東洋美術の融合と、新しい日本画の創造』を目指し、
大正7年(1918年)に「国画創作協会」として結成された美術家の団体。
戦後、絵画・版画・彫刻・工芸・写真の5部それぞれに
日本を代表する作家を多数輩出し続けている。
特に工芸部は後世に名を残す、柳宗悦(やなぎ むねよし)、
芹澤ケイ介、柳悦孝(やなぎ よしたか)、柳悦愽(よしひろ)
などの染織作家が所属していた。
現在の国画会の工芸部は生活の中で使用するものを
主に創作する作家が所属しており、基本一人の作家が
デザインから素材、染、織と一貫して行っている。
絹100%
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
全通柄
おすすめの帯芯:突起毛綿芯
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織のお着物など
★名古屋仕立て(税込10,450円※綿芯「突起毛芯」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。
この商品を見た人はこんな商品も見ています