商品番号:1530228
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
連綿と受け継がれる…
京都・西陣伝統の織り技、その心。
唐織の名門、山口美術織物より
大切にお締めいただきたい、風格あるひと品をご紹介いたします。
お仕立て上がりのお値打ち品ですので、
お目に留まられました方はどうぞお見逃しなく!
【 お色柄 】
「高台寺鳥獣文様」と銘打たれた作品。
しなやかな黒金の帯地に、たっぷりと織り込まれた金の錦地。
重厚な輝きを放つその地に、実に印象的に織り描かれたのは、
表情豊かな味わいを魅せる鳥獣達の姿。
裏地には、ふわりと浮かび上がる瓢箪の地紋意匠があらわされて、
風雅かつ安定感ある品格を感じさせてくれます。
原案は高台寺所蔵、重要文化財指定の鳥獣文様綴織陣羽織。
豊臣秀吉のものと伝えられるこの織物は、
もともとペルシャの宮廷で用いられていたもので、
絹に金・銀糸を加えた絢爛たるものでありました。
ポルトガル船によって日本にもたらされたと考えられており、
当時、南蛮渡来の品として陣中で綺羅をつくすために
陣羽織に仕立てられたとされております。
獅子が獲物に襲いかかる動物闘争文。
ペルシャの勇猛な文様が、陣羽織にふさわしいと思われたのでしょうか…
異国の文様を身にまとい戦場に赴かんとする桃山武将の旺盛な意欲が、
歴史とともに奥深く感じられる文様でございます。
色留袖、訪問着、色無地、付下げなどとのコーディネートで、
大人の女性にふさわしい、格調高い後姿をご堪能いただきたく思います。
【 状態について 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 山口美術織物について 】
京都の唐織メーカー
1992年(平成4年)創立
もともと帯地の製織が専門だったが、能衣装や
打掛も手がけており、最近ではきもの地も制作している。
【 沿革 】
1992年 京都市中京区で会社設立
1996年 伊勢神宮にて平和と五穀豊穣を願って
意匠された几帳「天恵日輪豊穣文」
「天恵月煌豊穣文」と卓飾を奉納
1997年 東京霞ヶ関 旧華族会館において
第一回紫雲会同人会作品展を主催
唐織きもの「唐織御衣」を発表
1998年 アールヌーボーの巨匠エミール・ガレや
ドーム兄弟など当社所蔵のコレクションから
唐織・友禅染などに昇華した作品集
「アールヌーボーコレクション」を発表
2000年 東映創立五十周年記念作品
『千年の恋 ひかる源氏物語』において
十二単や束帯など平安王朝期の衣裳を復刻
映画衣裳・キャンペーンの着物を製作協力する
2002年 京都東山の鷲峰山高台寺創建400周年記念事業の一環として、
高台寺とその塔頭圓得院所蔵の宝物『秀吉の陣羽織』や
『北政所ねねの小袖』数点の復元製作を依頼され、
京都国立博物館、高台寺「掌」美術館など
各博物館のご協力のもと、陣羽織製作のためだけに
発注された特別製の手機織り機にて着手
2003~2005年
フジテレビドラマ『大奥』シリーズの衣裳を製作
衣裳監修・協力
2003年 1年の歳月をかけ完成した『北政所ねねの小袖』復元三点を奉納
2006年 4年の歳月をかけ完成した『秀吉の鳥獣文様陣羽織』復元綴織を
奉納する
劇場版『大奥 絢燗きもの図鑑』発行
2007年 舞台『大奥』の衣裳を製作
2008年正月映画『茶々』の時代衣裳を製作
2008年 正月映画『母べぇ』の映画キャンペーンのきものを製作。
11月公開の『まぼろしの邪馬台国』女王・ヒミコの衣裳を製作
2010年 舞台『大奥』の衣裳を製作協力する
2011年 舞台『大奥 第一章』の衣裳を製作協力
2012年 御寺泉涌寺別院雲龍院「春の特別拝観」にて『大奥衣装展を開催』
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.2m
耳の縫製:かがり縫い
六通柄
※ガード加工済み
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、観劇、お食事会など
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、紋付色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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