商品番号:1525354
(税込)
【仕入れ担当 吉岡より】
国宝の感性を一条に込めて…
漆重要無形文化財「沈金」の保持者、前史雄(まえふみお)先生の世界を
西陣の名門、となみ帯の熟練の匠が一条の帯に託し、
その比類なき芸術性と感性を織り上げた魅力あふれる袋帯のご紹介です。
織り技術のもつ表現の可能性で、どこまでその美を近づけられるかを
その名門の意匠力と伝統技術をかけて妥協することなく作り上げた作品を
どうぞお見逃しないようご覧くださいませ。
【色・柄】
見た目の重厚感とは裏腹に、大変しなやかな地風。
漆地のような帯地に浮かび上がる桜と梅の意匠。
黒金のマットな輝きが、幽玄なムードをかもしだして…
沈金の生み出す「暗」と「陰」。
そのおだやかな静けさの世界が見事に表現されております。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
保管の際のたたみ皺がございますので、お届け前にプレス加工をサービス致します。
お届けまで1週間ほど頂きます。
【人間国宝・前史雄氏について】
人間国宝・前史雄は現代を代表する「沈金の叙情詩人」とも言うべき存在。
「沈金の名工」と絶賛された父・大峰の感性と技法を確かな腕で受け継ぎ、
沈金の技法をさらに高度な技法に昇華しました。
従来の沈金は黒漆地を主体としていたのに対し、前史雄は
金粉を濃く蒔いた金地の上に沈金を施すという新しい技法を携えて登場しました。
その斬新なデザインは絵画的な詩情をたたえ、
静かな表情の中に深い思いや心情風景が描き出されています。
この「人間国宝・前史雄の世界」は、沈金特有の金属素材の放つ深い彩りを
織の上へ巧みに配した詩情性と情感に満ちた逸品です。
【 となみ織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.452
1919年(大正8年)創業
嘉永3年(1850年)、初代礪波宗介が富山県砺波より
組紐師として入洛し創業。後、京都御所の御用となり、
組紐屋から織物へ発展、現在では西陣有数の
帯メーカーのひとつとなった。
日本の伝統産業を担うものとしての責任と誇りを持ち、
時代の新しい美しさを追求したモノづくりを続けている。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.35m
耳の縫製:かがり縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴、式典、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、お付き添いなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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