商品番号:1524777
【 仕入れ担当 中村より 】
伝統を受け継ぐ…本場奄美大島の龍郷大島。
古き良き伝統の絣柄は、最近では着物雑誌でも多数取り上げられたりと、
改めて注目されているようでございます。
一元式のお品は現在、創作数がかなり少なくなってきております。
創作数が減る一方で、近年では再注目を浴びる龍郷柄、
さらにはその中でも特に希少な草木泥染、正藍手織りの最高級品をご紹介いたします。
本藍の深みあるお色、意匠センスともに間違いのない、まさに逸品大島。
織り上げ数の少ない白大島紬と比べましてもさらに圧倒的に数が少なく、
室町におりましてもめったとおみかけすることのない本藍の大島紬です。
前回はすぐにお嫁に行ってしまった正藍の龍郷大島。
また産地よりあがってきたばかりの数少ないお品を
問屋さんにお願いして期間限定にて仕入れて参りました。
今後、どんどんと希少になっていく奄美の大島。
2022年は生産反数3,000反を切りました。
ピーク時には20万反あったことを考えると驚きの生産数でございます。
いつかは藍大島を…とお思いになっていた皆様、
ぜひこの機会をお見逃しなくお願い致します。
是非ともこの機会をお見逃しないようにお願いいたします。
【 お色柄 】
奥深く味わう、藍色地に…
一面に織りあらわされましたのは、大きな構図の伝統の龍郷柄。
実に細緻なるこの面持ちで、正藍にて表現いたしました。
キリリとした面持ちに、どことなくモダンな雰囲気をかもしだしております。
通好みの方にも、きっとお喜びいただけましょう。
何ものにもかえがたい≪本物の美≫を感じていただきたく思います。
肌色を美しくみせてくれるそのお色目と、一面の意匠使いをお楽しみください。
【 藍大島紬・一元式について 】
藍で先染めした糸を締め機にかけ、
絣筵にした後でテーチ木で染める「泥藍」。
対して、生糸を白いまま絣筵にして藍染めをする「正藍染」。
絣には「カタス式」と「一元(ひともと)式」がございます。
「カタス式」の倍の絣糸を使う「一元式」。
ひとつひとつの十字絣が柄行を表現し、
一つでも絣がつぶれていたりすると検査不合格となりますので、
熟練の匠にしかなしえない高度な技法が必要とされています。
大島紬は全工程がすべて手作業で、
図案から製織まで、早いもので六ヶ月~一年近くかかります。
特に、他産地に見られない独特な技術を多く使用しているため、
絣作り、織る時の絣合わせ、部分解きによる色のすり込み等、
大変な苦労が一反一反に込められています。
※藍止め加工別途税込み15,400円となります。
【 大島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
鹿児島県の奄美大島を中心に作られている織物。
世界三大織物にも数えられ、織る前に糸を染める先染、
手織りの平織、絣合わせをして織上げたものは
「本場大島紬」の名で伝統工芸品に指定されている。
しなやかで軽く、シワになりにくいという特徴がある。
手紡ぎの糸を、「テーチ木」(車輪梅)という
奄美エリアに生息する植物の煎汁液と、
鉄分を含む泥土でこげ茶色に発色させ、
手織りする伝統的技法が主だった染色方法。
藍、白、色大島などもある。
大島紬は独特の絣使い(細い点)と先染め、製法等限られた
条件の中で約84種類があり、染色別が6種類、糸の配列による
組織別14種類をかけ合わせて作る
絹100%
長さ12.7m 内巾37cm(最大裄丈70cm)
経済産業大臣指定伝統的工芸品・本場大島紬の証紙、
本場奄美大島紬組合商標がついております。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、女子会、街着、ランチ、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 お洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
[ 単 ]
地入れ3,300円+衿裏2,200円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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