商品番号:1523021
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
期間限定の均一プライス!
リユースの達人、バイヤー田渕が厳選した
着物・帯を2点セットでお値打ちにご用意致しました!
年間約3万点のリユース品と向きあう、
私が厳選に厳選を重ね、
自信を持って御奨めするブランドコーデ。
今回はかの初代由水十久氏に師事された…
加賀友禅作家、竹内銀風氏による、
表情豊かな本加賀友禅訪問着と
山口安次郎氏監修による、
山口織物の特選唐織袋帯でございます。
お着物、帯は単品での販売も行っておりますので
下記の商品番号で検索、またはお問い合わせ頂けますと幸いでございます。
お見逃しないようご覧下さいませ!
【 お色柄 】
≪着物≫
商品番号:1506277
通常価格:88.000円税込
しっとりと、まるで水分を含んでいるかのように…
肌の上をさらりと滑る、なめらかな上質の濱ちりめん地。
染め付きのよいその地を、淡い灰汁色に染め上げて。
意匠には伸びやかな椿を描き出しました。
ごくごく自然な…お庭の一角を切り取ったかのような
水彩画のような印象に仕上がっております。
やんわりと清雅な華やぎの表情。
ハッとさせられる瑞々しい色使い。
花びら一枚一枚に至るまで丁寧に暈し染めて。
描かれたのは吸い込まれるような幻想的な世界観。
伸び伸びと写実的な表現は、香りまで感じられるようです。
侘び、さびの中に感じられる艶、精緻な意匠美。
のびやかで瑞々しく、加賀友禅独特の色彩美で描き出される意匠は、
見るものにため息をつかせる仕上がりとなっております。
≪帯≫
商品番号:1496664
通常価格:98.000円税込
軽やかな風合いの帯地には、
さり気ない青海波の模様を背景として
本唐織の比類なきボリュームで秋の草花が織りなされました。
渡りが多いと、その分重くなり能を舞う人に負担をかけるからと、
本物にこだわり続け、草木染の研究、繭の研究にまで
心血を注ぎ完成させた技法で、この袋帯も織られております。
穏やかな色使いと確かな技による上品さ、
格調高さを兼ね備えた、本物の唐織。
一切の無駄なくすっきりとまとめられて。
確かな唐織の技術をとくとご堪能いただける仕上がりです。
織りに励み…
織りを愛した方の魂を感じていただければと願い、お届けさせていただきます。
【 商品の状態 】
着物、帯共に中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 山口伊太郎・安次郎について 】
織物の町、西陣。
この町が世界に誇るご兄弟…
山口伊太郎翁(1901-2007)、山口安次郎翁(1904-2010)。
昨年秋の相国寺承天閣美術館における「能装束展」の際には、
特別イベント「相賀の能」に翁自身お越しになられており、
御歳を感じさせないその矍鑠(かくしゃく)とした佇まいに
連綿と受け継がれる西陣匠の風格を感じたものです。
その翁も…
2010年2月7日、惜しまれつつも永眠されました。
伊太郎氏は「源氏物語錦織絵巻展」を織り上げ105歳にてご逝去、
安次郎氏も、12歳で家業に従事されて以来、生涯現役でいらっしゃいました。
27歳に独立、太平洋戦争にて一時中断をよぎなくされるも43歳で再開、
昭和25年(1950年)にはGHQ最高司令官ダグラス・マッカーサー元帥に
能装束裂地を寄贈し、同時に金剛流能装束を復元。
55歳よりは事業を息子に譲り、江戸時代の能装束の復元に専念、
能楽宗家の依頼だけでも130領、総数では300領を超える能装束を手がけたという…
究極の表現技術を用い、織物による源氏物語の再現を目指した兄。
自ら製織し、能装束300領をも完成した弟。
それらはフランス・ギメ東洋美術館、英国・V&A美術館等をはじめ、
世界各地の美術館に収蔵されています。
一世紀の時を経て―
兄弟の偉業は、西陣の伝説になりつつあります。
本品は、その安次郎氏による特選品でございます。
次代に伝わる翁の織技や感性、美へのこだわりというものは、
安次郎氏創業による山口織物に、しっかりと伝えられております。
<経歴>
明治37年(1904年) - 京都・西陣で生まれる。
大正5年(1916年) - 12歳で家業に従事。
昭和6年(1931年) - 27歳で創業。その後、太平洋戦争開戦により一時中断。
昭和22年(1947年) - 43歳の時に再開。
昭和25年(1950年) - 連合国最高司令官マッカーサー元帥に能装束裂地を寄贈。
同時に、金剛流能装束を復元。
以来、能楽宗家の依頼により数々の能装束を手がける。
昭和59年(1984年) - スウェーデン国立民俗博物館で能装束展を開催。
イギリス・チャールズ皇太子夫妻の西陣見学の際に、
織の実演を行うと共に能装束を献上。
昭和60年(1985年) - デンマーク国立博物館で能装束展を開催。
平成11年(1999年) - フランス・リヨンで能装束展を開催。
平成12年(2000年) - 能装束「厚板立涌に牡丹文様」を
ヴィクトリア&アルバート博物館に寄贈。
平成14年(2002年) - 東京・大倉集古館にて
「山口伊太郎・山口安次郎兄弟二百歳記念 千年の織物 二百歳の夢」展を開催。
平成15年(2003年) - イギリス・ロンドンにて能装束展開催。
平成17年(2005年) - 静岡・佐野美術館にて「特別展
千年の伝統をつむぐ西陣の織物 山口伊太郎・山口安次郎の世界」展を開催。
平成21年(2009年) - 9月14日より京都 相国寺・承天閣美術館にて
「山口安次郎作 能装束展-心と技の饗宴-」を開催。
平成22年(2010年) - 老衰で死去。享年107(満105歳没)。
【 加賀友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年5月10日指定)
石川県指定無形文化財
京友禅・東京友禅と並ぶ、三大友禅のひとつ。
現在は登録された作家により、加賀五彩といわれる
藍・えんじ・黄土・草・古代紫の加賀五彩を基に
糸目友禅のみで仕上げられる。
【着物】
表裏:絹100%(縫製:手縫い)
松屋扱い品
【帯】
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.45m
耳の縫製:かがり縫い
六通柄
身丈(背より) | 156cm (適応身長161cm~151cm) (4尺1寸2分) |
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裄丈 | 64.5cm(1尺7寸0分) |
袖巾 | 32.5cm(0尺8寸6分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 26.5cm(7寸0分) |
後巾 | 30.5cm(8寸1分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈66cm(1尺7寸4分) 袖巾32.5cm(8寸6分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、音楽鑑賞、芸術鑑賞、お食事会、お付き添いなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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