商品番号:1522797
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
国画会会員の型絵染作家、岡本隆志氏による、
モダンなデザインの特選型絵染名古屋帯のご紹介でございます。
個性あふれるモダンなデザインに惹かれて仕入れて参りました!
今回ご紹介致します作品は国画会所属の岡本隆志氏の名古屋帯です。
型絵の名の通り…
彫り上げた型にのせられた色。
生地に重なり合い、降り積もるかのように。
なかなかご紹介の叶う作家さんではございません。
今回は特に氏の作品らしいひと品を仕入れることができました。
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【 お色柄 】
帯地にはさらりとしたおだやかな節の浮かぶ紬地を使用。
爽やかな淡黄色を基調にして、氏の感性が見事に込められた
椿唐草に蝶の柄が表現されました。
写実性ではなく、感性の世界。
やさしく、懐かしい記憶を呼び起こす…
そんなデザイン、色調が魅力の作品です。
【 岡本隆志について 】
岡本隆志氏はご存知人間国宝、芹沢けい介氏に師事、
芹沢門下生として出会った型絵染作家・岡本紘子氏とご結婚後、
ご夫婦で創作活動をされております。
■岡本隆志 経歴
1943年 静岡県浜松市生まれ
1962年 芹沢けい介氏(型絵染 人間国宝)に入門
1964年 国展初入選・日本民藝館展初入選
1965年 日本民芸館展奨励賞
1968年 芹沢先生の門を退き、独立
1973年 国画会会友に推挙される
1976年 神奈川県湯河原町に工房移転
1981年 国画会会員も推挙される
【 国画会について 】
【国画会】は、京都在住の日本画家、入江波光、小野竹喬、榊原紫峰、
土田麦僊、野長瀬晩花、村上華岳によって、
『西洋美術と東洋美術の融合と、新しい日本画の創造』を目指し、
大正7年(1918年)に「国画創作協会」として結成された美術家の団体。
戦後、絵画・版画・彫刻・工芸・写真の5部それぞれに
日本を代表する作家を多数輩出し続けております。
特に工芸部は後世に名を残す、柳宗悦(やなぎ むねよし)、
芹澤ケイ介、柳悦孝(やなぎ よしたか)、柳悦愽(よしひろ)
などの染織作家が所属しておりました。
現在の国画会の工芸部は生活の中で使用するものを
主に創作する作家が所属しており、基本一人の作家が
デザインから素材、染、織と一貫して行います。
【 型絵染について 】
型絵染(かたえぞめ)といえば、染色工芸家・芹沢けい介氏が、
1956年に人間国宝に認定された際、
室町時代末期から続く日本の伝統的な染色技法のひとつである
「型染(かたぞめ)」と区別するために新たに生まれた言葉です。
「型染」の仕事、技法は、個性的な下絵に始まり、
絵模様が創案され型彫り、染色にいたる工程の
ほとんどを一人でこなす性質のもの。
その工程をより発展させ、詣力や色彩感覚を重視した
絵画的表現を追及する創作的染技法が『型絵染』です。
絹100%
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
こちらの帯は長尺ですので、仕立て上がりの長さを4.1mまでご指定いただけます。
※ご指定のない場合は弊社標準の約3.6m前後で仕立て上がります。
柄付け:六通柄 ※手先柄(果文:はてもん)なし
おすすめの帯芯:突起毛綿芯
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 9月~翌5月(秋単衣~袷)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お稽古、芸術鑑賞、ご友人との気軽なお食事、街歩きなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織のお着物
長尺の帯ですので、長さをご指定下さい。
※ご指定のない場合は標準の長さで仕立て上がります。
★名古屋仕立て(税込10,450円※綿芯「突起毛芯」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。
この商品を見た人はこんな商品も見ています