商品番号:1522623
(税込)
【 仕入れ担当 更屋より 】
繊細創りあげられた世界観…
一目で惹き込まれるようなお色柄の意匠が魅力のひと品を仕入れてまいりました。
ここまでのお品、まず滅多とご紹介ができません。
艶感のある引箔の地に浮かぶ金細工のような華やぎ。
お手に取っていただければその素晴らしさにすぐ気付かれることと存じます。
西陣で一番古い機屋『紋屋井関』の織りなす傑作。
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【 お色柄 】
見た目の重厚感とは裏腹に軽やかに織り上げられた
深みのある紺鼠色の引箔を用いた帯地。
光の加減で艷やかに表情を変える帯地は木目調に織り上げられ
お柄には異国情緒溢れる小鳥と花草の意匠を
金細工のように繊細に金箔糸のみで織り表しました。
箔糸に微妙な濃淡をつけることで、
光の加減で浮き沈みし、まるで彫刻品のような
立体感ある面持ちに仕上がっております。
まず他の西陣帯には見られない特別な織り味…
それこそが「御寮織」なのだと、お伝えしたく思います。
常に最高級のものを求められる方には、きっとご納得いただけましょう。
そして薄花色にて立体感のある地模様が陰影を映し出した御寮織。
限られた場の限られた方にしか販売されることのないお品です。
ご存知の方でしたら、本当に驚かれるお値段かと思います。
現実的な価格で紋屋井関の袋帯をご紹介できる機会はかなり稀ですので、
お心に留められた方には、是非ともお手にとっていただきたく思います。
【 状態について 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 紋屋井関について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.1318※
※1953年の西陣織の証紙制度登録参加時点では
証紙番号はNo.1。当時の登録名は「井関」。
(当時の組合加盟社の中の38社が証紙登録開始)
番号は、当時参加した織屋の名前・いろは順で
決定されていた。
室町時代から500年以上続く日本の中で一番古い
歴史を持つ機屋。
四代昌庵が岡本尊行に紋織技術を伝授し、
西陣織が始まったとされることより、
「西陣織の始祖」「紋織の祖」とも呼ばれる。
現在は十九代当主。
1555年(元治元年)初代井関宗麟が日本で初めて
空引機を考案し、高級な紋織物国産化を完成させた。
公家や将軍・大名たちの装束を織る「御寮織物司」として、
宮廷文化を彩る逸品を織り続けた井関家には
「桐竹鳳凰麒麟文」を筆頭におびただしいほどの
古代裂が残されており、今日のものづくりの
礎となっている。
また、素材として絹糸は「宮糸」と呼ばれ、禁裏装束のみに
用いられた幻の糸(現在の14中生糸、極細で特に光沢性と
弾力性に優れている)を使用、金糸・箔はすべて本金・
本プラチナ・本焼銀を使用している。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.5m
耳の縫製:かがり縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、芸術鑑賞、音楽鑑賞、観劇、お食事会、趣味のお集まりなど
◆あわせるお着物 訪問着、付下げ、色無地、格の高い小紋など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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