商品番号:1522454
(税込)
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
琉球紅型の作家として名高い、紅型三宗家城間家15代
【 城間栄順 】氏の特選小紋のご紹介です。
流行り廃りない古典柄で、紅型としては落ち着いた印象の
地色となっており、ご年齢を問わずにカジュアルシーンに、
栄順氏の琉球紅型の世界を和姿でご堪能いただけることでしょう。
琉球紅型はお着物の創作が極端に少ないため、
紅型の小紋、特に栄順氏の作品をお探しの方へ
特におすすめでございます。
特に優れた色柄の一枚かと存じます。
栄順氏の愛する海の意匠。
今回は大城廣四郎織物工房の
本場琉球本染かすり九寸帯とのコーディネートセットをご紹介。
御仕立て上がりならではのお値段でご紹介させていただきますので、
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【 お色柄 】
[着物]
さらりとした質感の紬地。
恐らく小千谷紬かと思われます。
上品な白鼠色を基調にして、
青の濃淡にて海の丸模様が染めあしらわれております。
[帯]
ハリ感のある生紬地は留紺色を基調にして。
その表情豊かな帯地に、
色彩豊かな絣段模様が表現されました。
シンプルながら、奥行きある表情が大変魅力的に感じられます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
帯は未着用の新古品として仕入れてまいりましたので美品でございます。
お手元で現品を確認の上、お値打ちにお召しくださいませ!
【 大城廣四郎工房と大城一夫氏について 】
黄綬褒章受賞
伝統工芸士
卓越技能賞(現代の名工)受賞
勲六等瑞宝章受賞
輝くような受賞歴を持つ大城廣四郎氏。
戦後の苦難の折、苦労に苦労をかさね、生きるための手段として選んだ機織り。
現金収入を得る手段としてはじめた機織り―
それが、いつしか人の心に感銘をあたえる域となり、
現代の名工として認められるまでに至りました。
あくなき探究心とたゆまぬ努力と情熱。
その意思と情熱は、織物工房の職人ひとりひとりにしっかりと受け継がれ、
今でも工房の品々は、見る者に手仕事の感動を与えます。
今回のお品は草木染・手織りの創作特選品。
織り上げたのは、かの大城廣四郎氏のご子息、大城一夫氏。
現在では日本工芸会正会員になられています。
【 城間栄順(しろまえいじゅん)について 】
紅型三宗家城間家15代
日本工芸会正会員
沖縄県指定無形文化財「びん型」保持者
城間びんがた工房代表
1934年沖縄県・那覇市生まれ。
琉球王朝時代から続く紅型の三大宗家のひとつ、
城間家の15代目。戦後の混乱の中、紅型の復興に
尽力した城間栄喜の長男として生まれ、父より
城間家の伝統技術を継承。
魚や海、沖縄の大自然をモチーフにした
独自の世界観を織りなす作品をつくりだしている。
【 経歴 】
1934年 沖縄県首里市(現在・那覇市)に生れる
1959年 首里高等学校を卒業 家業の紅型に専念
1963年 沖縄美術展覧会(通称沖展)染織部門奨励賞受賞
1965年 沖展準会員に推挙
1966年 沖展準会員賞を受賞
1987年 城間栄順紅型展(青砂工芸館)
1997年 沖縄県指定無形文化財「びん型」保持者認定
「現代の名工」表彰
2006年 城間栄順紅型作品展「宝布に華咲かち」
(那覇市民ギャラリー、時事通信ホール・東京)
2015年 城間びんがた三代継承展(沖縄県立博物館・美術館)
2022年 城間栄順米寿記念「紅(いろ)の衣」展
(沖縄県立博物館・美術館)
【 琉球紅型について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1984年5月31日指定)
早くは13世紀から起源を持つと言われる、
独自の染技で育まれてきた沖縄の染物の総称。
鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さが特徴。
「紅型(びんがた)」の呼称は昭和に入ってからで
それまでは「型附(カタチキ)」と呼ばれた。
階級によって使用できる色と模様が異なり、黄色地は
王族以外は使用不可、図柄が大きく肩と裾に模様がある
二段肩付は王族を示す柄である。
大部分は首里で作られ、知念・沢岻・城間の三家が
御用紅型師であった。
琉球紅型には下記の種類がある
紅型:「琉球びんがた」のビンは「色彩」の意があり、
白地紅型、染地紅型、返し型、朧型、手附紅に分類される。
これらは型附(カタチキ)と呼ばれる糊置防染手法による
型染めで、型紙を当てて生地に糊を塗り、そのあとで
取り去った型紙の模様の部分に色を差す染め方で、
さらに地染めが施されるものもある。
藍型:藍の濃淡や墨で染められた紅型。
えーがたと呼ばれ、白地藍型、黒花出し、白花出し、
浅地花取り、藍朧(えーうぶるー)などに分類される。
型紙は染地(線彫り)型を使う。
濃藍から各種の藍の変化と地の白とで、大きめの模様で表現する。
筒描き:糊引(ヌイビチ)と呼ばれ、紙を使用せずに
防染糊を入れた円錐状の糊袋の先から糊を絞り出しながら
生地に模様を描き、そのあとで模様の部分に色を差す方法。
技法的にも難しく、均一に絞り出すために布面に垂直に置き、
進行方向に傾けながら一気に線を引かなければならない。
[着物]
表裏:絹100% 縫製:手縫い
八掛の色:共色
[帯]
絹100% 長さ約3.75m(お仕立て上がり)
柄付け:お太鼓柄
身丈(背より) | 163cm (適応身長168cm~158cm) (4尺3寸0分) |
---|---|
裄丈 | 69cm(1尺8寸2分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 53cm(1尺4寸0分) |
前巾 | 22.5cm(5寸9分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お稽古、芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
この商品を見た人はこんな商品も見ています