商品番号:1522303
(税込)
【仕入れ担当竹中より】
証紙なしで破格!
豊かな風土が育んだ、やわらかな表情。
素朴な風合いが魅力的な【 読谷村花織(ゆんたんざはなうい)】の
特選手織り九寸名古屋帯をご紹介いたします。
お目に留まりましたら是非ご検討くださいませ。
【商品の状態】
中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます。
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ。
【お色柄】
織り手の誠実で真面目な心が伝わってくるような、
華麗さや艶やかさといったものとは異質の、独特の美しさ。
杼の数だけ緯糸の色の数がかわる「花織」の美しさ。
複雑な花綜絖から生み出されるその織り味の心楽しさは、
琉球の本物でないと味わうことができません。
織りの手技が確かですので、それだけ独特の凛とした高級感が漂います。
かるくしなやかな帯地は、紬独特のフシ糸の質感豊か。
つややかな臙脂色をベースに、白や黄色 藤 薄橙などの
色糸を用いて、繊細かつ複雑な装飾模様を緻密に織りなしました。
モダンで幾何学的な、てぃ花によるお柄。
自然の彩りを写しとった琉球染織ならではのものです。
はやりすたりもございませんし、ご年齢に関係なく
お使いいただけることでしょう。
琉球の織物の魅力は、具象(はっきりと断定されるお柄)ではなく、
それぞれを簡略化した抽象紋の奥行き。
物語を読み解くかのように、御召になられる方それぞれが
そのお柄のテーマを見立てて装いに取り入れていただきたく思います。
お手元で末永くご愛用いただけましたら幸いでございます。
【 読谷山花織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
沖縄県指定無形文化財
沖縄県中頭郡読谷村で作られている織物
明治時代の中頃から時代の波に押され一時衰退、
沖縄戦争後は一度絶滅寸前まで追い込まれたが、
1964年に読谷村の情熱ある有志によって約90年ぶりに
復活を遂げた。
織り地に先染めされた糸で、細かな点と
線による幾何学模様が織りだされている。
素材は絹糸もしくは綿糸を用い、染料は琉球藍や
福木(ふくぎ)、蘇芳などが主流。
模様を表すのに花綜絖を用いる「経浮(たてうき)花織」
「緯浮(よこうき)花織」と「手(てぃ)花織」がある。
伝統的な読谷山花織は琉球藍で染められた紺地に
赤や黄、白色などで花模様が織りだされており、
文様のそれぞれに、
『ジンバナ(銭花):お金に困らないように』、
『カジマヤー(風車):長寿の願い』、
『オージバナ(扇花):子孫繁栄の願い』
の意味を持つ、3つの文様を基本とし、それらの文様を
少しずつ崩すことで、多種多様な模様が織り込まれる。
大変手間がかかるため、琉球王朝時代には王族と読谷村の
庶民のみしか着用が許されなかった貴重な織物である。
また、読谷山ミンサーは「グーシ花織」とも呼ばれ、
綿糸を用いた細帯で、模様を表すのに紋棒又は花綜絖を
用いて織りあげられる。
絹100%
長さ約3.75m(お仕立て上がり 開き仕立て)
柄付け:お太鼓柄
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる着物 小紋、織のお着物 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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