商品番号:1521406
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
数年前に2反ご紹介させていただきまして、
出品後一ヶ月足らずで完売し、お客様からも大変反響のありました秘蔵のお品。
なんとか問屋様にお願いをして、なんと1反だけ仕入れることが叶いました!
まだまだ”ほんもの”を探し求めてらっしゃるお客様が多いことに本当に嬉しく存じ上げます。
ご存じの方はおられるのでしょうか・・・
いずれは人間国宝になるだろうと噂されるほどの実力を持ちながら、若くしてお亡くなりになられた、
故・樋口実氏の秘蔵の逸品を非力な文章力ではございますが心を込めてお届けいたします。
まさに一期一会。欲しいと思って手に入るお品ではございません。
自信と責任を持って大切にお届けさせていただきます。
【 お色柄 】
染め上がった反物をご覧いただけますでしょうか。
年代問わず御召頂ける深みのある葡萄色を基調に、スッキリとした印象の白色で染め上げられた超極鮫文様。
申し上げるまでもなく、数あるお品ではございません。
【 超極鮫について 】
今回ご紹介のお品は、
【超極鮫】の型を用いて故・樋口実氏が染め上げられた大変希少な作品でございます。
それほどまで染めることの難しい超極鮫。
聞き慣れぬ江戸小紋のお名前かと存じ上げます。
ごくごく簡単にご説明致しますと、【鮫(並鮫)】を更に細かく細くした縞でございます。
鮫を構成する『孔』の数が、3cm×3cmの中に400個前後の【鮫(並鮫)】、900個前後の【極鮫】
そして1000個を超えてまいりますと今回ご紹介の【超極鮫】になります。
文章で表現致しますとただそれだけではございますが、
一反に込められたその神業の数々を少しでもご紹介できたらと筆ならぬキーボードを打った次第でございます。
昔より染めものは、柄師(デザインを施すもの)、彫師(柄を彫るもの)、染め師(染色をするもの)の手から成り立っております。
【伊勢型紙】はその中で、柄を彫る工程にあたります。
彫り師は、求められた柄を、渋紙(和紙に柿渋を塗っていぶし、強度を高めたもの)にあてて、その通りに小刀を走らせます。
数ある伊勢型小紋の中でも特に縞文様は数ミリのズレも許されないまさに職人芸。
一つの作品に一ヶ月かかることなど珍しくなく、孤独な作業にとり組みます。
だからこそ、彫師の魂がやどった、神がかり的な作品が生まれるのでしょうか…
その様な工程を経て、
職人の魂とも呼べる型紙、たった一枚の伊勢型紙だけで糊伏せを行い染め上げる、
中でも細やかな型紙の江戸小紋の染めは、数ミリずれるだけで仕上がりの印象が変わるほどの繊細な型紙。
他の型は型をおけるけれども江戸小紋は出来ないとおっしゃる職人も少なく有りません。
更には一部でも破損すれば、永遠に同じものを製作することはできないその緊張感の中での糊伏せ・・・
遠目には無地、近づいて浮かび上がる細やかな模様の粋。
シンプルなものほど、最高のものを。
日本の文化と伝統を愛する方にこそお召しいただきたい芸術品です。
絹100%
長さ12.0m 内巾35.5cm(最大裄巾67cm)
故・樋口実作
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お食事会、お茶席、お稽古事、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる帯 袋帯、お洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
湯のし1,650円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
[ 単 ]
湯のし1,650円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)
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