商品番号:1520718
(税込)
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【 仕入れ担当 岡田より 】
15世紀の琉球王朝時代に起源を持ち、
伝統的な染色技法で、鮮やかな色彩と南国らしい独特な模様が特徴の琉球紅型。
その琉球紅型を代表する名匠【 宮城里子 】さんより
沖縄の美しい自然を想起させる、九寸名古屋帯のご紹介です。
洗練されたデザインの中に落ち着きと上品さが織りだされており、
熟練した職人による手染めによるグラデーションや繊細な線の美しさは
手作業ならではの微妙な色の変化と、まるで自然の一部を切り取ったかのような繊細な表現が魅力の一品。
お出掛けやお食事などのカジュアルシーンで出番の多い本帯。
藍色と生成りの絶妙なコントラストは、着物全体のコーディネートを引き立て
季節感や個性を表現しつつ、品の良さも損なわない端正な帯姿をお楽しみいただけることでしょう。
【 お色柄 】
優美な藍色で染め上げられたこの紬地は、まるで涼しげな風を纏ったかのような風合い。
通し柄には柔らかい白茶色の帯地に、藍色で描かれたマングローブや海うちわ、巻貝が表現されています。
特に、藍色の模様に施されたグラデーションは、手作業だからこそ生まれる温かみがあり
その絶妙な色の移り変わりが、一点物ならではの風合いを引き出しています。
職人の技術が生み出すこの織物は、見るたびに異なる表情を楽しめ
触れるたびにその品質の高さを実感できる一品です。
お手に取っていただければ、その上質な手触りと美しい染めの技術にきっとご満足いただけることと存じます。
【 琉球紅型について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1984年5月31日指定)
早くは13世紀から起源を持つと言われる、
独自の染技で育まれてきた沖縄の染物の総称。
鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さが特徴。
「紅型(びんがた)」の呼称は昭和に入ってからで
それまでは「型附(カタチキ)」と呼ばれた。
階級によって使用できる色と模様が異なり、黄色地は
王族以外は使用不可、図柄が大きく肩と裾に模様がある
二段肩付は王族を示す柄である。
大部分は首里で作られ、知念・沢岻・城間の三家が
御用紅型師であった。
琉球紅型には下記の種類がある
紅型:「琉球びんがた」のビンは「色彩」の意があり、
白地紅型、染地紅型、返し型、朧型、手附紅に分類される。
これらは型附(カタチキ)と呼ばれる糊置防染手法による
型染めで、型紙を当てて生地に糊を塗り、そのあとで
取り去った型紙の模様の部分に色を差す染め方で、
さらに地染めが施されるものもある。
藍型:藍の濃淡や墨で染められた紅型。
えーがたと呼ばれ、白地藍型、黒花出し、白花出し、
浅地花取り、藍朧(えーうぶるー)などに分類される。
型紙は染地(線彫り)型を使う。
濃藍から各種の藍の変化と地の白とで、大きめの模様で表現する。
筒描き:糊引(ヌイビチ)と呼ばれ、紙を使用せずに
防染糊を入れた円錐状の糊袋の先から糊を絞り出しながら
生地に模様を描き、そのあとで模様の部分に色を差す方法。
技法的にも難しく、均一に絞り出すために布面に垂直に置き、
進行方向に傾けながら一気に線を引かなければならない。
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
こちらの帯は長尺ですので、仕立て上がりの長さを3.9mまでご指定いただけます。
※ご指定のない場合は弊社標準の約3.6m前後で仕立て上がります。
柄付け:六通柄
おすすめの帯芯:綿芯「松」
◆最適な着用時期 9月~翌5月(秋単衣から袷)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 街着、お食事、ショッピング、行楽などのカジュアルシーンに。
◆あわせる着物 小紋、色無地、御召、紬
長尺の帯ですので、長さをご指定下さい。
※ご指定のない場合は標準の長さで仕立て上がります。
★名古屋仕立て(税込10,450円※綿芯「突起毛芯」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。
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