商品番号:1520439
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
優しく穏やかに織り上げられた、読谷山花織。
読谷には、女性が恋人の旅の無事を祈って織り上げる「手巾(ティサージ)」を贈る文化がありました。
旅の道中の魔よけやお守りとしての意味もあり、
家族への愛情、男心、女心の機微をもともと織物に託す文化が香る素晴らしいお品です。
織り手の誠実で真面目な心が伝わってくるような、
華麗さや艶やかさといったものとは異質の独特の美しさ。
どうぞお手元で感じ取って下さいませ。
【 お色柄 】
ふうわりしなやかな紬地。
地色は、穏やかな伽羅色。
その地に多彩な色糸を用いて装飾の段模様が表現されました。
花織の立体的な表現。
ふっくりとしたナチュラルな表面が、織物らしいやわらかみを感じさせて。
民芸的でありつつも現代の感性にしっくりくるという、懐の深さ。
南国の織物らしい独特の表情はそのままに、
現代の街並みにしっくりとなじむ、洗練されたハイセンスとなりました。
無地や格子などさりげなく着られるおきものを楽しまれている方にも、
昔ながらの伝統表現を楽しむとともに時代にあった感性で着こなせる帯として、
ぜひお手に取っていただきたいお品です。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 読谷山花織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
沖縄県指定無形文化財
沖縄県中頭郡読谷村で作られている織物
明治時代の中頃から時代の波に押され一時衰退、
沖縄戦争後は一度絶滅寸前まで追い込まれたが、
1964年に読谷村の情熱ある有志によって約90年ぶりに
復活を遂げた。
織り地に先染めされた糸で、細かな点と
線による幾何学模様が織りだされている。
素材は絹糸もしくは綿糸を用い、染料は琉球藍や
福木(ふくぎ)、蘇芳などが主流。
模様を表すのに花綜絖を用いる「経浮(たてうき)花織」
「緯浮(よこうき)花織」と「手(てぃ)花織」がある。
伝統的な読谷山花織は琉球藍で染められた紺地に
赤や黄、白色などで花模様が織りだされており、
文様のそれぞれに、
『ジンバナ(銭花):お金に困らないように』、
『カジマヤー(風車):長寿の願い』、
『オージバナ(扇花):子孫繁栄の願い』
の意味を持つ、3つの文様を基本とし、それらの文様を
少しずつ崩すことで、多種多様な模様が織り込まれる。
大変手間がかかるため、琉球王朝時代には王族と読谷村の
庶民のみしか着用が許されなかった貴重な織物である。
また、読谷山ミンサーは「グーシ花織」とも呼ばれ、
綿糸を用いた細帯で、模様を表すのに紋棒又は花綜絖を
用いて織りあげられる。
絹100%
長さ約3.55m
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織の着物
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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