【 仕入れ担当 戸高より 】
【 五代目 田畑喜八 】が監修致しました、
逸品の袋帯をご紹介いたします。
創業195年、京の老舗染匠【 伊可田屋 】の三代目・田畑喜八氏は
染織の分野で初めて人間国宝(重要無形文化財保持者)になられた方。
その子孫である【 五代目 田畑喜八 】氏の意匠を、
卓越した感性や熟練の技を受け継いで創作された逸品がこちらでございます。
多数の賞を受賞し、約200年の伝統を誇る田畑家。
特に五代・田畑喜八の作品は、作家ものならではの風格、存在感。
色留袖、訪問着、付下げ、色無地などに合わせ
変わらぬ美しさをしっかりと演出いただけることでしょう。
安心できる名匠の、確かな一本です。
この度、特別問屋さんのご好意により、ご紹介が叶いました。
もちろん滅多とご紹介できるお品ではございません!
お目に留まりましたら、卓越した巨匠の完成を、是非ともお手元でご覧ください!
【 お色柄 】
深みをもちながらも絹の光沢を感じさせる黒色の錦地…。
その地に銀の箔糸と薄墨色にて
月光に照らされ幽玄の表情を魅せる老松の意匠が織り込まれました。
その見事に計算された構成美は、
しっとりと品のある印象的な後姿を演出致します。
「主人公は着る人」という、有名作家の信念をお手元でご堪能くださいませ。
<五代目・田畑喜八プロフィール>
1935年:京都に生まれる。祖父・三代喜八(人間国宝)父・四代喜八に師事。
1985年:イタリア ジェノヴァで日本染織作品展開催。
1987年:京都彩芸美術共同組合理事長・日本手描染織連合会会長
1990年:アメリカ ボストン美術館アート・イン・ブルームで「花12ケ月」特別出演。
朝日新聞社主催田畑コレクション「かがやける小袖の美」を開催。
1995年:五代 田畑喜八を襲名。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の
登録商標である。
絹95% ポリエステル5%
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
おすすめの帯芯:綿芯「松」
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 40代から
◆着用シーン 結婚式、披露宴、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、付き添いなど
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地など
この商品を見た人はこんな商品も見ています