商品番号:1517113
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【仕入れ担当 吉岡より】
キモノ雑誌にも多く取り上げられ、お着物通から高い支持を集めている、
西陣の中でもお洒落ものの名門【渡文】より…
今では希少となりました、西陣の国産手織りで織り上げた
真綿紬八寸名古屋帯をご紹介いたします!
中でも織の変化で奥が透ける部分を織り成した
趣味性の高い一条でございます。
小紋や織りのお着物にピッタリのお品です。
特に結城や大島といった、手仕事の、力ある織物にもよく似合うことでしょう。
創業110年を超える老舗の織り味を、どうぞ存分にお楽しみくださいませ。
【色・柄】
ざっくりと織り上げられた、ハリのある真綿紬地。
その上質な紬地は、穏やかな草柳色を基調として
全体に赤茶や墨色、黄土色を加えた間道柄を織り成しました。
合わせて、お太鼓と前柄にはすくい織の技法によって
帯地の奥が透ける部分を込めて菱の構図を作り出し
趣味性豊かな面持ちに仕上げております。
溶け合い、重なり合う色彩の奥行き感。
素材感と真綿のぬくもりに、シンプルな意匠と粋な配色が映えます。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【 渡文について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.37
1906年(明治39年)創業
創業者・渡邉文七が15歳で西陣機屋に丁稚奉公の後、
20歳代半ばで独立、徐々に手織機、力織機の稼動を増やし、
今の地位を築き上げた。
「創造性あるもの作り」を理念に、
結びやすい帯を織り続けている。
有職文様の格調高い形式美の意匠「名物裂」、
真夏以外1年を通して使用できる手織の
「波衣(なみごろも)」、1本糊の技法を用いて
製織された、軽くてシワになりにくい
「纐纈(こうけつ)ST」などのシリーズがある。
【 沿革 】
1882年 創業者渡邉文七 京都府北桑田郡知井村に生まれる。
幼少にして父と死別。15歳で京都に出て、
西陣「山下槌之助機業店」に丁稚として奉公する。
文七は帯作りの修行に励み、その非凡な才能と努力を
認められ番頭に昇進。
1906年 独立を決意、山下家から別家を許され
「渡邉文七機業店」を創業。
1914年 手機20台を稼働させ紹紦、肩裏、絽丸帯などを製織
経営の基盤を固める。
1922年 力繊機を導入、広巾で織り上げた帯地を2つに裁断して、
単帯として売り出して好評をはくした。
1936年 手機100台、力織機10台をもって操業する西陣の中堅機業に成長。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100% 長さ約3.65m
渡文謹製
お太鼓柄
※開き仕立て
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、女子会、街着、ご趣味の集まりなど
◆あわせる着物 小紋、紬
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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