商品番号:1514658
(税込)
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
千總、千吉、千治…
かつて室町の御三家と呼ばれた名門の問屋さん。
今回ご紹介するのはそのうちの千治さんこと、
千切屋治兵衛の逸品でございます。
千切屋さんと混同されやすいのですが千治さんが本家筋でございます。
現在はかなり縮小されて、生産量はごく僅か…
御三家の内、残った千總さんに比べてお目にかかれる機会は遥かに少なくなっています。
どうぞお見逃しなさいませんようお願いいたします。
【 色・柄 】
手描き友禅の緻密な仕事が施された特選染帯。
滑らかな塩瀬地はぽってりとした、
上等な厚みが良きものと手触りにも感じさせてくれます。
こっくりと深い黒色を基調とした絹地。
意匠には豪華な金彩も用いて
鮮やかな色彩の桜と橘模様を表現いたしました。
まさに老舗京友禅の成せる美技…。
塩瀬の中で最高クラスのものとおわかりいただけるでしょう。
【 千切屋治兵衛について 】
千切屋(ちきりや)は中世から続く京都の和装業の老舗一門。
弘治年間に西村与三右衛門貞喜が法衣店「千切屋」を開いたのが始まりとされております。
最盛期には三条衣棚町を中心に分家・別家を含め100軒を超える
千切屋一門の家々が並び立っていたそうです。
その千切屋一門のうちの一角。
2代目与三右衛門から分家した尚貞氏が治兵衛を名乗り、
商いを始めたのが千切屋治兵衛でございます。
京都では千切屋治兵衛を略した「千治(ちじ)」さんと
親しみを込めて呼ばれ、千總(ちそう:千切屋惣左衛門家)、
千吉(ちきち:千切屋吉右衛門家)、千治(ちじ:千切屋治兵衛家)は
京の三大名門問屋として名を馳せておりました。
(現在は千切屋治兵衞株式会社として京友禅呉服製造卸業を営んでいらっしゃいます。)
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100% 長さ3.6m(お仕立て上がり時)
※おすすめ帯芯:突起毛綿芯 ◇お太鼓柄
◆最適な着用時期 3月~4月
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 街着、お食事、観劇、行楽などに。
◆あわせる着物 小紋、付下げ、色無地、御召、紬
★名古屋仕立て(税込10,450円※綿芯「突起毛芯」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。
この商品を見た人はこんな商品も見ています