商品番号:1513833
(税込)
【仕入れ担当 吉岡より】
工芸着物、帯のファンでしたらご存知、
「南部しぼり・紫根染・茜染」で有名な岩手盛岡の
【 草紫堂 】より、古くより親しまれてきた植物染料の
茜を用いた茜染の、手絞りにてお柄をあしらった
九寸名古屋帯のご紹介です。
流行り廃りの無いデザインに、
時が経つにつれて味わいを増す草木染の表情を
末永くお楽しみ頂けるお品。
草紫堂のお品はそうそう出回りません。
お探しの方に心よりおすすめいたします。
【色・柄】
薄手に織り上げられたしなやかな紬地。
地色は紅緋色を基調として、
絞り染による「組菱間道」の模様が一面に込められています。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【南部しぼり・紫根染・茜染 草紫堂について】
1933年(昭和8年)年創業
紫根、茜を用いた草木染手絞りによる
着物、帯を制作してる。
大正期に紫根染を復興させるため県の主唱により
開始された紫根染の研究に携わった初代が独立後、
いままでの素朴な図柄(大枡、小枡、立涌)に加え、
数多くの新しいデザインを生み出し、現在の絞り染の
基礎を築き上げた。
現在は染料となる根の入手が以前より難しくなったこと等から、
風合、特徴、堅牢度を失わないよう、工夫された化学的方法も
取り入れ、更に高度な絞り技法の開発と、その技術者の養成に
力を注ぎ、「南部しぼり」として内外に高い評価を得ている。
南部紫根染、南部しぼり、草紫堂は登録商標である。
【 茜染について 】
茜染は読んで字のごとく、アカネという
植物の根を使って染める草木染を指す。
茜はアカネ科のつる性の多年生植物であり、
中国や朝鮮半島、日本などのアジア圏に多く
生息する植物で、古くから薬草として用いられており、
浄血や保温、体の活性化といった効果が期待されてきた。
茜染にはその根から採取される赤い染料が用いられる。
茜の根に含まれる紅色色素前駆体のアリザリンを酸化、
ノメタン型のブラジレインに変化させ、赤色を得る。
より酸化が進むほど赤が濃くなり、日光の下で
染色をするとより濃く染まる。
国内の茜染の発祥の地として知られるのが
岩手県で、その昔自生のアカネが豊富だったことから、
1300年前の奈良時代からその根を使って染める茜染の
技法が伝承されてきた。
絹100%
長さ約3.54m(お仕立て上がり)
柄付け:全通柄
※開き仕立て・裏地付き
※絞り染の性質上、色の濃淡、絞りの目が不均一な箇所がございます。
風合いであって難ではございません。その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 小紋、織のお着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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