【 仕入れ担当 中村より 】
桑原啓之介氏で有名な桑原織物の都城大島紬。
桑原織物の大島紬が一目おかれるところ、
それは、その美しきグラデーションでございます。
絣のみで表現するとは、
一体どれほどの手間と技術を要することでしょう…
染ではなく織でその美しき色彩を表現する匠の妙技。
なんと美しい一枚がこの度入荷しました。
白と黒だけではない繊細なグラデーション…。
良柄の美品を仕入れることができました!
もう織り上げがございませんので…
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 色柄 】
さらりとしてしなやかな大島独特の地風。
まるみのあるやさしいお色。
染ではなく織でその美しき色彩を表現する匠の妙技。
7マルキカタスの灰色、黒色の絣で
グラデーションを織りなした雪輪の意匠を表現して。
洗練された知的な着姿を演出してくれる事でしょう。
熟練の職人が奏でる上品なスタイル、織りの素材感。
年を重ねることでしっとりとした艶や風合いが生み出される大島紬。
まさに「幻の白大島」とも呼ぶべき逸品を本当の織物ファンの方に
心を込めてお届けさせて頂きます。
【 状態について 】
中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
【 桑原啓之介について 】
伝統工芸士
宮崎県都城市の大島名門工房・桑原織物の
二代目伝統工芸作家
【 都城の大島紬について 】
奄美大島で伝統技法を身につけた人々が、
よりよい環境、素材を求めて都城にその
新天地を見出した事に端を発する。
大島紬としては鹿児島、奄美とともに
国の伝統的工芸品に指定されている。
【 大島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
鹿児島県の奄美大島を中心に作られている織物。
世界三大織物にも数えられ、織る前に糸を染める先染、
手織りの平織、絣合わせをして織上げたものは
「本場大島紬」の名で伝統工芸品に指定されている。
しなやかで軽く、シワになりにくいという特徴がある。
手紡ぎの糸を、「テーチ木」(車輪梅)という
奄美エリアに生息する植物の煎汁液と、
鉄分を含む泥土でこげ茶色に発色させ、
手織りする伝統的技法が主だった染色方法。
藍、白、色大島などもある。
大島紬は独特の絣使い(細い点)と先染め、製法等限られた
条件の中で約84種類があり、染色別が6種類、糸の配列による
組織別14種類をかけ合わせて作る
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
◆八掛の色:天色
身丈(背より) | 162cm (適応身長167cm~157cm) (4尺2寸8分) |
---|---|
裄丈 | 63.5cm(1尺6寸8分) |
袖巾 | 32.5cm(0尺8寸6分) |
袖丈 | 49.1cm(1尺3寸0分) |
前巾 | 24cm(6寸3分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈71cm(1尺8寸7分) 袖巾36cm(9寸5分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お食事会、お稽古事、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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