商品番号:1506038
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
みちのく羽前米沢。
米沢地方を取り巻く吾妻山や飯豊山の恵み、
作り手の温もり溢れる…ぜんまい紬八寸帯をご紹介致します。
【 お色柄 】
ふうわり、かろやかな紬地の風合い。
随所にぜんまいを織り込み…
そっと触れただけで、心持ちまでも
温かくなるような豊かな味わいがいっぱいに広がります。
ナチュラルな白の地に経糸の絣による味わい深い今様色のお色味がアクセントを添えて、
太細を混ぜることでところどころ浮かぶフシの凹凸が生まれて…
シンプルながら洗練されたデザインで、
流行やご年代を問わずにコーディネートしていただけます。
素材感を遊ぶ上質感…
決してたやすく真似できるものではない、工芸品ならではの表情を。
滅多とご紹介もめったとございませんので、
どうぞこの機会をお見逃しなきようお願いいたします。
【 ぜんまい紬について 】
雪と寒さの厳しい山形県では、藩の財政難を立て直すために、
九代目米沢藩主・上杉鷹山が農閑期に適した織物の製造を奨励した結果、
紬づくりの技術が花ひらきました。
わらびやうどと同じ春にとれる代表的な山菜の一つである「ぜんまい」。
ぜんまいは収穫時期が短く、一反の生地に2000本のぜんまいが必要なため、生産量の大変少ない織物です。
このお品は、その貴重なぜんまいの綿毛を丹念に採って天日で乾燥させ、
繭を紡いだ紬糸と伝統の手織り技術によって織り上げたものです。
【 米沢紬(米沢織)について 】
国内最北の織物産地である山形県の米沢市を
中心とした地域で生産されている紬織物の総称。
通常一産地に一つの布と言われるが、米沢織には
長井紬、置賜紬、紅花紬などの複数の紬織物がある。
1601年(慶長六年)藩主上杉景勝の側近だった
直江兼続が藩の収益拡大を図るため、織物の素材となる
青苧(あおそ)や絹を生む蚕の餌となる桑、染料となる
紅花などの栽培を奨励した事に端を発す。
江戸後期の九代藩主・上杉鷹山が養蚕業を奨励、
本場・京都から織物師を招き研究開発を行った事で
織物産業が飛躍的に発展。
この時期に紅花や藍、紫根などの植物染料で
糸を染めてから織る先染めの技術が確立された。
現在は若い世代の作り手がその技術を引き継ぎ、
約30社あまりのメーカーが切磋琢磨しながら、
それぞれ異なるものづくりに励んでいる。
絹100%(ぜんまい除く)
長さ約3.6~7m
全通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、おでかけ、ランチなど
◆合わせるお着物 小紋、織のお着物など
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