【 仕入れ担当 田渕より 】
贅沢な夏きもの。
その中でも特に肌に心地よい小千谷縮。
昔からの技法を守って織り上げられた…特選小千谷縮でございます。
緯糸に強い撚りをかけ「しぼ」というシワを出す麻織物、小千谷縮。
無地や縞、単純な絣模様のお値打ちなお品はよく出回っておりますが、
本品のように、細緻な文様を織り出したお品は、今となっては希少品です。
お目に留まりましたらどうぞご覧くださいませ。
【 お色柄 】
夏の涼感。
涼やかで素材感ある、ごく淡いクリーム色の地。
ちぢみならではのシボとあいまって、
本当に美しい透明感をかもし出しております。
その地に繊細な捺染絣を用いて流水のような絣模様が表現されました。
あくまでもサラリとした色彩が、夏場にふさわしい涼やかな風情です。
丹念に、少しずつ織りすすめられたことが一見してわかる仕上がりです。
織りあがった反物はシボを出すために湯もみされ…
美しく晴れた冬の日に、一面真っ白な雪の上に、晒されます。
これが、伝統の雪晒し。
太陽と雪の自然作用で布は雪のように白くなり、独特の風合いが生まれるのです。
数反しか織り上げられないのは、織り子がおらず、手間がかかりすぎるため。
量産できるものではなく、すぐには織り上げることができません。
麻という植物が一反の美しい織物になる奇跡を、
すっと通る涼やかな風にのせて、そのまま肌上に感じていただけることでしょう。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 小千谷縮について 】
天然の芋麻から紡いだ細糸だけを使った、雪国小千谷の麻織物。
その緯糸に強度の撚りをかけ丹念に織り上げ、入念に湯もみをすることによって
独特のシボを生じさせて、名品「小千谷縮」となります。
何百年も変わらぬ風合いを持ち続け、そのさらさらとした肌触りと清涼感は、
夏のお着物としてはもちろんのこと、
シャツ、ブラウスなどの洋服や、寝装品としても愛用されます。
表:麻100% 裏:絹(縫製:手縫い)
※居敷当付き
身丈(背より) | 159cm (適応身長164cm~154cm) (4尺2寸0分) |
---|---|
裄丈 | 68.5cm(1尺8寸1分) |
袖巾 | 35cm(0尺9寸2分) |
袖丈 | 49.5cm(1尺3寸1分) |
前巾 | 25.5cm(6寸7分) |
後巾 | 31cm(8寸2分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、街歩き、お食事、行楽など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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