商品番号:1495579
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【 仕入れ担当 田渕より 】
京の名門中の名門、「千總」。
この度、滅多と見かけない、最高級のお洒落着を仕入れてまいりました!
画像だけでもお分かり頂けることでしょう、
余す所なく施された極上の染技…
まずは、じっくりとご覧くださいませ。
【 お色柄 】
極上の絹地にあしらわれた意匠の数々…
なんとこれらは全て蝋纈染にて表現されております。
淑やかな千草色を基調として、
衿裏やお背中にまで余す所なく表現された裂取りに込めた草花の意匠の数々。
所々には繊細な刺繍美が立体感を醸し出し、
全体にバランスの取れた美しい色彩使い…
一体どれだけの職人技が結集されたことでしょう…
「和」という文化に注がれた思いを馳せるだけで胸が一杯になることでしょう。
【 状態について 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 千總について 】
西暦1555年(弘治元年)。
千切屋西村家が、京都三条烏丸西入御倉町の地に織物業を始めました。
これが、千總の創業です。
江戸中期にかけて友禅染めが大流行し、千總も御所や宮家の御用をはじめとして友禅小袖を手がけ、その優秀な技術と感覚が賞賛を得ました。
昭和33年に皇太子様御成婚のための美智子様調度品の御用命を受ける等、
現在に至るまで「千總の友禅」は、人々の憧れの存在となっております。
【蝋纈(ろうけつ)染について】
模様部分を熱で溶かした蝋で防染し染色する伝統的な染色法である『蝋纈(ろうけつ)染め』は、
古くは正倉院宝物に見られるなど、日本古来から伝わる染色技法です。
『蝋纈(ろうけつ)染め』の特徴として 、蝋を含ませた筆で描くので墨書きと同様に、筆の温もりある味わいのタッチが得られること、何度も重ね描くことにより、立体感が表現できることがあります。
また、描いた生地を染める際に入るひび割れによって染料が滲み、なお一層染めの奥深い魅力となって現れます。
枠取りを表現した細やかなライン。
これだけの細さを表現するためには、
大気に触れる箇所が多くなるため、スピード・正確さを兼ね備えた職人技が必要となります。
【 千總(ちそう)について 】
1555年(弘治元年)創業
1937年(昭和12年)設立
時代で言えば室町の時代より、江戸、明治、
大正、昭和、平成、令和と連綿と友禅の技を
守り継承している京友禅の名門。
明治年間にはそれまで用いられていた友禅の下絵を、
十二代西村總左衛門が一新、岸竹堂を皮切りに、
今尾景年や幸野楳嶺など、近代京都画壇を
代表する画家たちにに依頼するなどして
友禅染の新時代を拓く。
技術開発にも積極的に取り組み、天鵞絨友禅、
写し友禅、刺繍の技術の粋を集めた大作を次々に発表、
国内外の博覧会で数々の賞を受賞。
美術染織品と呼ばれる分野のパイオニア。
戦時中は友禅染の技術保存のため研究所を設立、
戦後は伝統の技を活かし、着物に留まらない友禅の可能性を
現在に至るまで追求し続けている。
千總では養蚕から、製糸、生地の製織全て
日本国内で行っており、白生地の製織は作品の
魅力を最大限に引き出すため、丹後にある専属の
機屋でオリジナルのものを製織。
友禅の図案の製作を行う図案室があり、
専属の図案家が在籍、また歴史の中で
蓄積してきた約2万点にも及ぶ所蔵品がある。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
身丈(背より) | 160cm (適応身長165cm~155cm) (4尺2寸2分) |
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裄丈 | 67cm(1尺7寸7分) |
袖巾 | 33.5cm(0尺8寸8分) |
袖丈 | 47cm(1尺2寸4分) |
前巾 | 24cm(6寸3分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69cm(1尺8寸2分) 袖巾33.5cm(8寸8分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、芸術鑑賞、お食事会、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 袋帯、九寸名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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