商品番号:1495202
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
江戸・寛永年間に創業した新潟十日町の老舗、『桐屋』。
幻の染め「辻が花」に魅せられた職人たちによる
オリジナルの「翠山 辻が花」が生まれて久しい現代。
幾度の波乱を乗り越え、(株)翠山として新生し
今なおその美しい辻が花を世に生み出し続けております。
その翠山工房による手絞りの訪問着のご紹介でございます。
他の辻が花ともまた違ったよき味わい。
どうぞごゆるりとご堪能くださいませ。
【 お色柄 】
やわらかく、手絞りのしわ立ちが良き肌触りを返す絹地。
その地を破れの紋様で柳色、薄灰色、黄土色の侘びた色彩で染めなしました。
その地をさらに注意深くご覧いただけましたら、
極々微細な絲使いによる唐花草鳳凰文が見て取れます。
お写真で伝わるでしょうか。
一見ただの地の煌めきにしか見えないそれは
匠の技術の粋を結集した結晶なのでございます。
意匠には破れ籠目や破れ石畳を背景にちらし、
これまた侘びた色彩の辻が花紋様を表しました。
虫食いのような葉のグラデーション。
ふんだんにちりばめられた破れ。
極微細な金地紋。
ひっそりとたたずむそれらに、どれだけの工夫が施されているのか…
裏にある研鑽に息を呑む思いです…
この侘びた風景は露地。待合へゆくその道すがら。
そのように思うと、一歩立ち止まり噛みしめたくなります。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 桐屋 翠山工房について 】
越後妻有の里(中魚沼郡)の山々。
翠(みどり)濃く、水清くして美しい…
「翠山」とはさかのぼること120年前、
越後十日町の一流染匠・「桐屋」四代前の田村久平が使用していた「雅号」です。
十日町辻が花の名門といえば、言わずと知れた「桐屋」の名。
久平はこの地に「翠山工房」を命名し、創作活動を始めました。
長年辻が花のみを研究し、その美しさを高めることに専念。
独特の色彩美に、艶やかかつ華やぎあふれるムード…
お着物好きにはもちろんのこと、問屋間でも一目おかれる存在です。
表裏:絹100%(縫製:手縫い)
◆八掛の色:卵色
※衿裏は引き紐の付いたお仕立てです
身丈(背より) | 157cm (適応身長162cm~152cm) (4尺1寸4分) |
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裄丈 | 69cm(1尺8寸2分) |
袖巾 | 33.5cm(0尺8寸8分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 24cm(6寸3分) |
後巾 | 29.5cm(7寸8分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、パーティー、レセプション、お付き添い、食事会、音楽鑑賞、観劇など
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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