商品番号:1494950
(税込)
【 仕入れ担当 岡田より 】
西陣の名門【 とみや織物 】より、
王朝芸術料紙の巨匠【 故:江面彌生 】氏の
箔の世界を上品な箔糸使いで細緻に織り上げた、
ロングセラーの特選袋帯のご紹介です。
奥行きある雅な古典柄が織りだされたお品で、
色留袖、訪問着、付下、紋付き色無地、江戸小紋
などのお着物にあわせて、品の良い帯姿をお楽しみ
いただけることでしょう。
【 お色柄 】
しなやか、かつ密に織り上げられた濃藍鼠色地をベースに、
金糸の濃淡、意匠箔などを用い、細緻な鳥襷や唐草などの
意匠が込められたおぼろげな道長取が織りだされております。
【 商品の状態 】
着用跡のある中古品です。
箔の傷、締め跡やたたみジワがございます。
(※画像の黄色矢印の幅は1cmです。)
リユース品ならではのお値打ち価格でお届けいたしますので、
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 江面彌生(えづら やい)について 】
工藝作家
平安時代に大成された料紙(漉いた紙に
何らかの加工や装飾を施した紙)の技術を
継承する技術継承者。
【 経歴 】
1923年 栃木県矢板市に生まれる
1964年 金銀砂子師として江面玉心堂を設立
1967年 東山魁夷作 東宮御所壁画の制作協力
1968年 東山魁夷作 新宮殿「朝明けの潮」の金砂子の制作協力
1968年 新宮殿表御座所大杉戸両面の霞図を制作
1994年~1995年
千葉県成田山書道美術館にて
「近代日本書道名家展」 に料紙の作品を30点特別出品
1995年 東京銀座ミキモトホ一ルにて
「金銀箔の飛翔 - 装飾料紙と彩箔
江面彌生、江面忠信親子二人展」
1995年 学校法人郡山開成学園記念講堂ギャラリーにて
”第107回芸術鑑賞講座”
「平成から現代に生きる装飾料紙と彩箔の美展」
1998年 名古屋三越栄本店7F美術サロンにて
「日本の箔の美術-古典装飾から 彩箔へ-」
2008年 死去
【 とみや織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.308
1956年(昭和31年)設立
創業者 冨家伊兵衛
明治初年頃に冨家伊兵衛により
西陣の織物商として創業。
後、織元に転業したが太平洋戦争で一時休機。
戦後すぐに「冨家機業店(とみいえきぎょうてん)」
の屋号で事業を再開、1956年(昭和31年)に
「とみや織物株式会社」を設立。
京都市オスカー賞を受賞した技術の高さで、
米・露大統領、モナコ皇太子、国会議員など国内外の
著名人の肖像織物をはじめ、寺社仏閣への奉納用織物、
映画の衣装、駅伝やマラソンのゴールテープなど、
幅広い分野で評価を得ている。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹:100%※金属糸風繊維のぞく
長さ約4.4m(お仕立て上がり時)
柄付け:六通柄
耳の縫製:かがり縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご結婚式・式典へのご参列、パーティー、お付添、観劇 など
◆あわせる着物 訪問着、付下、色無地 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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