商品番号:1490011
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
王家のための高貴な衣、首里花織…
琉球の王家の格式を誇る花織衣。
大変に高度な技を要する織りものでございます。
織り手の巧みな技と、
首里の織物だけが持つ独特の尊さや気高さ、美しさ。
証紙等はございませんが、手織りに見られる浮かびあがる美しい花の間隔、
目利きならではの大変お値打ちな価格にてご紹介いたします。
一反一反に熱意と愛情を注ぎ込んで生み出される幸せな一枚。
どうぞこの機会をお見逃しなくお願いいたします。
【 お色柄 】
さらりしなやかな地はこっくりとした黄櫨染色。
その地に美しい花織模様が気品と共に織りあらわされております。
少しの光の加減やちょっとした所作にて、
ふわり、本当に美しく花織が浮かび上がります。
厳密な計算によって考えられる図案の美しさもさることながら、
複雑な花綜絖を完全に自分のものとしなければ、
絶対に織り上げられない手技の確かさが光る逸品です。
数ある花織の中でも、最も優美かつ洗練されているのが首里花織。
伝統的で骨太な読谷山に、進取の気性に富んだ南風原、
彩りの美しさや織りの細かさを特長とする与那国…
それぞれにそれぞれの良さがございますが、
実際的なご着用を考えてのお品でしたらやはり、
現代に通じるハイセンスをもった首里花織が一番です。
海を渡り伝来した世界の文化が、
琉球特有の美意識や風土と溶け合い、日本の新しい伝統として実を結ぶ…
壮大な歴史を背景に感じさせてくれる美しき織物です。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 首里花織について 】
15世紀頃から琉球王府の首都として栄えた首里。
そこでは、高貴な人々の衣装として、美麗な織物が数々織られてまいりました。
現在はそれを総称して「首里織」と呼んでおりますが、その技法の種類は豊富で、
デザインも実に多彩なものでございます。
首里花倉織、首里花織、首里道屯織、首里絣、花織手巾、煮綛芭蕉布、ミンサー…
これだけ多くの種類が存在する、首里王朝の華麗なる織物の世界。
かつての王府下で発展した、美しい織物たち。
洗練された高い水準であることに間違いはございません。
読谷村の花織のように下糸を浮かせて花を織るのではなく、
与那国の花織のように表も裏もないように「花」を織り込んで、
紋が浮かびあがるように文様が表現されております。
【 首里織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(1983年4月27日指定)
「首里の織物」として沖縄県の重要無形文化財にも
指定を受けている。
※1998年に重要無形文化財に指定されたが、
2022年3月に保持者・宮平初子の死去により
指定が解除、2023年に改めて再指定された
琉球王国の城下町として栄えた首里の地で
織り継がれてきた絣織物と紋織物の総称。
分業せずに全工程を手作業で一貫して生産する
少量多品種の形態を取っている。
首里花織(ハナウイ)・道屯(ロートン)織、
花倉織、ムルドゥッチリ、手縞(てじま)、
煮綛(ニーガシ)芭蕉、花織手巾(ティサジ)
がある。
特に花倉織と道屯織は、首里王府の城下町として
栄えた首里のみで織られる王族や貴族専用の織物で、
花倉織は先染め紋織物、黄地、水地、紺地などの
無地や濃淡の配色が主流。
道屯織は琉球王朝時代には男性衣として用いられたが、
現在では着尺帯や小物類に使用されている。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
◆八掛の色:黄櫨染色
身丈(背より) | 156cm (適応身長161cm~151cm) (4尺1寸2分) |
---|---|
裄丈 | 64cm(1尺6寸9分) |
袖巾 | 33cm(0尺8寸7分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 23.5cm(6寸2分) |
後巾 | 28.5cm(7寸5分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈66cm(1尺7寸4分) 袖巾34cm(9寸0分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
背より身丈156cm(適応身長151cm~161cm) (4尺 1寸 1分)
裄丈64cm (1尺 6寸 8分) 袖巾33cm (8寸 7分)
袖丈49cm (1尺 3寸 0分)
前巾23.5cm (6寸 2分) 後巾28.5cm (7寸 5分)
◆八掛の色:黄櫨染色
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈66cm (1尺 7寸 4分) 袖巾34cm (8寸 9分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆合わせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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