商品番号:1486356
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
お着物好きな方ならすぐにおわかりになるのではないでしょうか。
皇室献上作家、藤井寛氏の最高級訪問着をご紹介いたします。
一目でわかる藤井寛氏の代表的な柄行。
色味あたたかくしっとりとした紋綸子の中に気品のあるやわらかい黒、紫、灰。
古典を知り尽くした匠の結晶のような作品です。
落ち着いた色味ながらも存在感のあるおきものは
式典や催事、観劇などのフォーマルシーンにおいて
格別の気品あふれる和姿を演出してくれることでしょう。
まずはどうぞご覧くださいませ。
【 お色柄 】
香りたつような光沢感…
紗綾型と花びらの地紋があしらわれた紋意匠の白茶色絹地。
さらりとした質感に、しなやかでふっくらとした風合いの特選絹地です。
瑞雲に四季の草花。
やわらかい色味で描かれたそれらを黒の瑞雲が際立たせています。
思わず見入ってしまう気品を纏った絵柄は、
上品ながらも人を惹きつけるようなあたたかみが感じられます。
上前に金駒刺繍の施した桜をしつらえることで、
上品でしたたかな美しさを演出しています。
心にしっとりと染み渡るような静謐な美しさは、
どなたが見られてもきっとお喜びいただけることでございましょう。
まさに正統派のしとやかな友禅美がしっかりと感じられるおきものです。
【 藤井寛について 】
数々の皇室献上実績のある、京友禅作家さんで、
その柔らかな色彩と、代名詞とも言える雲取の構図が非常に有名です。
氏が設立した富宏染工では、京友禅で染めた生地を用いて
小物やバッグなども制作されており、着物制作以外の仕事を通じて
京友禅職人の育成にも尽力されています。
■プロフィール
昭和10年 下絵師 藤井桃陰の長男として生まれる。
昭和34年 同志社大学経済学部卒業。後、父桃陰に師事する。
[主たる作品]
・皇后陛下 御訪問着(瑞雲重ね)制作に従事
・皇太子妃殿下 御振袖(王朝典雅扇)の制作に従事
・秋篠宮妃殿下 御訪問着(山取松藤慶長模様)制作に従事
・紀宮様 御振袖(雲取典麗彩重ね)の制作に従事
【 藤井寛について 】
皇室献上友禅作家
【 所属 】
京友禅協同組合連合会
京都工芸染匠協同組合
京都手描き友禅協同組合
京都伝統の技と心を受け継ぎ、さらには
皇室へ度重なる献上の栄誉を授かる京都の匠。
熟練の技を必要とする挿し友禅を極め、
独自の創作世界を築く。
中学卒業から家業を手伝い、大学卒業後は
下絵師であった父に師事。
中小企業の経営学や油絵を学んでおり
家業とは別の道も考えていたが、着物職人の
地位向上を図りたいという想いで家業を承継。
「雲取り」や「山取り」が代表的なお柄。
【 経歴 】
1935年 下絵師・藤井桃陰の長男として生まれる
1956年 藤井画房設当初はお誂えの受注制作
1959年 同志社大学経済学部卒業
後、父桃陰に師事する
1960年 「藤井画房」を「富宏染工」に改名
1972年 富宏染工株式会社設立 同時に工房を設立
2020年 藤井友子が代表取締役に就任
藤井寛は会長へ
■代表作
皇后陛下 御訪問着(瑞雲重ね)制作従事
紀宮様 御振袖(雲取典麗彩重ね)制作従事
秋篠宮妃殿下 振袖(山取松藤慶長文様)制作従事
皇太子妃殿下 御振袖(王朝典雅扇)制作従事
高円宮承子様 御振袖(松皮取慶長宝尽)
高円宮絢子様 御振袖(琳派流水取四季草花)
眞子内親王 御振袖(慶祥雲重)
伝統的工芸品産業功労者褒賞
経済産業省製造産業局長賞
日蓮宗法音寺京都別院・法輪時本堂の格天井の制作に従事
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100%
たちきり身丈約184cm 内巾37cm(最長裄丈70cmまで)
白生地には特選丹後ちりめん紋意匠地を使用しております。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、結納、パーティー、お付き添い、お食事会など
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解手のし6,050円+※胴裏8,250円~+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
※堅牢染め・本加賀など、染めのしっかりした御着物への抜き紋入れには、
堅牢抜き代4,400円(税込)が必要となります。
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