商品番号:1486072
(税込)
(税込)
-----------------------------
本商品はお着物単品での販売です。
画像でコーディネート例をご紹介しております。
-----------------------------
【仕入れ担当 吉岡より】
名水と清流が育んだ、郡上八幡にいきづく伝統工芸…
織物ファンならご存知、人間国宝を生み出した郡上紬。
豊かな自然と綺麗な水、そして400年以上の歴史…
多く織り上げても月に製作反数はわずか3反。
年間にしますとわずか20~30反ほどにしか織りあがってくることはございません。
まさに「幻の紬」と称される逸品。
残布もきっちり付いた極上品を仕入れて参りました。
宗廣氏が亡くなった今、その美術的価値から、宗廣氏の作品を現実的に
お召しいただくことはもはや難しいものと思います。
それでも…氏の心を受け継ぐ紬が、まだここに存在いたします。
大切に紡がれてきた郡上の歴史を、ぜひご堪能下さいませ。
【色・柄】
草木のナチュラルなお色を、何度も何度も染めこんで、
こっくりと味わい深い梅染色を基調に
一面に段模様を織りなして。
優彩の色糸がアクセントに郡上らしさを醸し出しております。
厚地でふっくらあたたかい織り。
そして、着れば着るほど身体になじむ着心地。
生活から生まれた素朴な紬本来の姿が、その色彩と地風に感じられます。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
保管の際のたたみ皺がございますので、お届け前にプレス加工をサービス致します。
お届けまで1週間ほど頂きます。
【 郡上紬について 】
岐阜県の山間に位置する郡上八幡で制作されて来た
草木染め手織紬。
経糸には、節糸の玉繭を、緯糸には質の良い
春繭からとれる本真綿の手紡ぎ糸を用い、
植物染料で染め上げ製織される。
植物染料は郡上に自生する茜、苅安、阿仙、藍などを
用い、宗廣力三が編み出した「どぼんこ染」という
染色方法で温かみのある色合いの、堅牢な糸となる。
古くからあった名称ではなく、第二次世界大戦後
つけられた比較的新しいもので、「地織り」と呼ばれる
屑繭をためて紡ぎ、手機で織る自家用の紬が養蚕を
通じ農家の自家生産として製織されていたが明治以降
衰退、戦後になって工芸家の宗廣力三(1914年~89年)が
再興、1952年に設立した郡上郷土芸術研究所(1958年から
郡上工芸研究所に改称)で今に至るまで製作されている。
なお、宗廣力三は、「どぼんこ染」、「初音絣(はつねがすり)」、
「紬縞織」、「絣織」が高い評価を受け、1982年に紬縞織、
絣織で国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
八掛の色:暗紅色(無地)
身丈(背より) | 159cm (適応身長164cm~154cm) (4尺2寸0分) |
---|---|
裄丈 | 63cm(1尺6寸6分) |
袖巾 | 32.5cm(0尺8寸6分) |
袖丈 | 47cm(1尺2寸4分) |
前巾 | 22.7cm(6寸0分) |
後巾 | 27.5cm(7寸3分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈67cm (1尺 7寸 7分) 袖巾34cm (9寸 0分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、おでかけ、お食事、お稽古など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
この商品を見た人はこんな商品も見ています