商品番号:1485031
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
京友禅でも本加賀友禅でも刺繍ものでもない…
特別な、まず同じ着姿の方に出会うということのないお振袖。
それこそが、琉球本紅型のお振袖でございます。
それもなんと今回ご紹介のお品は、
戦後の復興を支えた、故・城間栄喜氏の作品。
仕入れの際には思わず本物か疑ってしまったほど…
端切れ、落款も入った美品のお品。
まず今後出会うことはできないでしょう。
本来であればこのように販売されることなく、
美術館に保管されるようなお品です。
決してお安いお品ではございませんが、
心よりおすすめさせていただきます。
高貴なお色である黄色が映える一枚。
晴れの日にこれ以上ないお姿をお約束致します。
まずはどうぞご覧くださいませ。
【 お色柄 】
紗綾型地紋の特選ちりめん地をいかにも本紅型らしい黄色に染め上げ、
地空きを生かした大胆なお柄付けにて、
瑞雲に牡丹、そして鳳凰の意匠が染めあらわされております。
凛と…
なんと心に響く意匠でございましょう。
鮮やかな彩りは心までをも染め上げるかのように心に刻み込まれ、
おおらかなラインに浮かぶ意匠の形は、
青い空と青い海を愛する南国人の優しい想いを体現するかのようです。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 城間栄喜について 】
紅型三宗家城間家14代
沖縄県指定無形文化財「びん型」保持者
1908年沖縄県・那覇市生まれ。
琉球王朝時代から続く紅型の三大宗家のひとつ、城間家の14代目。
廃藩置県や第二次世界大戦といった歴史の波によって
一時、紅型の技は消え去ろうとしていたが、
終戦後、その技の復興に努めた。
後継の育成にも力を注ぎ、現代紅型の礎を築いた。
【 琉球紅型について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1984年5月31日指定)
早くは13世紀から起源を持つと言われる、
独自の染技で育まれてきた沖縄の染物の総称。
鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さが特徴。
「紅型(びんがた)」の呼称は昭和に入ってからで
それまでは「型附(カタチキ)」と呼ばれた。
階級によって使用できる色と模様が異なり、黄色地は
王族以外は使用不可、図柄が大きく肩と裾に模様がある
二段肩付は王族を示す柄である。
大部分は首里で作られ、知念・沢岻・城間の三家が
御用紅型師であった。
琉球紅型には下記の種類がある
紅型:「琉球びんがた」のビンは「色彩」の意があり、
白地紅型、染地紅型、返し型、朧型、手附紅に分類される。
これらは型附(カタチキ)と呼ばれる糊置防染手法による
型染めで、型紙を当てて生地に糊を塗り、そのあとで
取り去った型紙の模様の部分に色を差す染め方で、
さらに地染めが施されるものもある。
藍型:藍の濃淡や墨で染められた紅型。
えーがたと呼ばれ、白地藍型、黒花出し、白花出し、
浅地花取り、藍朧(えーうぶるー)などに分類される。
型紙は染地(線彫り)型を使う。
濃藍から各種の藍の変化と地の白とで、大きめの模様で表現する。
筒描き:糊引(ヌイビチ)と呼ばれ、紙を使用せずに
防染糊を入れた円錐状の糊袋の先から糊を絞り出しながら
生地に模様を描き、そのあとで模様の部分に色を差す方法。
技法的にも難しく、均一に絞り出すために布面に垂直に置き、
進行方向に傾けながら一気に線を引かなければならない。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
パールトーン加工済み
襦袢はお着物に合わせた寸法です。
身丈(背より) | 163cm (適応身長168cm~158cm) (4尺3寸0分) |
---|---|
裄丈 | 67cm(1尺7寸7分) |
袖巾 | 33.5cm(0尺8寸8分) |
袖丈 | 108cm(2尺8寸5分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 30.5cm(8寸1分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69cm(1尺8寸2分) 袖巾34.5cm(9寸1分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期袷 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ~40代
◆着用シーン 成人式、入卒式、結婚式、披露宴、パーティーなど
◆あわせる帯 袋帯、丸帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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