【 仕入れ担当 田渕より 】
稀代の着物作家にして、自然を心から愛し、
礼賛した久保田一竹の「一竹工房」より、素晴らしい一品をご紹介致します。
本品は、辻ヶ花があらわされていない、大変貴重なひと品。
お目に留まりましたらどうぞお見逃しなく!
【 お色柄 】
一面に花や葉の意匠が配された、白を基調としたソフトで繊細な銀通しの幽玄な絹地。
そのキャンバスに浮かぶ何ともいえない彩りの妙…
落ち着きある色彩使いにて一面桜の花びらを配しました。
澄み渡るような美しい情景が浮かんでおります。
一竹が生涯にわたり心血を注いだ、「一竹」の染め。
その心と技を引き継いだ、一竹工房の作品。
母娘代々受け継ぐ美術品として終生ご愛顧いただければと願っております。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【久保田一竹・一竹工房について】
室町時代に一世風靡した「辻ヶ花」。
江戸時代に突然その姿を消したため「幻の染め」とも
呼ばれておりました。
その絶えた染色技術を…
独自の感性で蘇らせたのが初代・久保田一竹氏。
その名は世界的に知れわたっております。
世界が認める一竹氏の辻ヶ花は、まさに美術品の域。
大量生産の辻ヶ花とは比べるまでもなく、
少し名の通った作家の作品ですら、その気品や格調、
存在感において、一線を画する仕上がり。
2003年、惜しまれながらも一竹氏は他界されておりますので、
現在では氏自らが創作する作品はございませんが、
生前の氏とともに創作に携わってきた職人たちが、
現在でも氏の技術、感性そして精神を受け継ぎ、
「一竹辻ヶ花」の名を冠するお品を創作し続けております。
【 二代 久保田一竹について 】
本名:久保田悟嗣(さとし)
現一竹工房代表
生前の初代・久保田一竹とともに創作に携わり、
技術、感性そしてその精神を受け継ぎ
作品作りをしている。
【 経歴 】
1955年(昭和30年) 10月7日生まれ
1980年(昭和55年) 上智大学経済学部卒業
1982年(昭和57年) 米国ボストン大学大学院(SPC)修士卒業
1983年(昭和58年) 帰国後、(株)一竹辻が花設立
代表取締役社長に就任
1994年(平成6年) 10月久保田一竹美術館(河口湖)開館
2001年(平成13年) 一竹工房・代表取締役社長に就任
2003年(平成15年) 久保田一竹美術館・館長に就任
2006年(平成18年) 二代・一竹を継承
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
背より身丈165cm(適応身長160cm~170cm) (4尺 3寸 5分)
裄丈69cm (1尺 8寸 2分) 袖巾35cm (9寸 2分)
袖丈49cm (1尺 3寸 0分)
前巾29cm (7寸 6分) 後巾32.5cm (8寸 5分)
※別誂八掛付き、衿裏は引き紐の付いたお仕立てです。
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70cm (1尺 8寸 4分) 袖巾35.5cm (9寸 3分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン パーティ、音楽鑑賞、芸術鑑賞、お食事会、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 袋帯、九寸名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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