商品番号:1559626
【 仕入れ担当 渡辺より 】
これぞ手織の真髄…
それは思わず息を呑むほど。
最高級と冠するにふさわしい究極の帯。
「盡政」による傑作袋帯のご紹介です!
「盡政」という名をご存知の方はきっと、
本当にヨキモノのみを愛し、見続けていらっしゃる方でしょう。
一生の一度、
この帯さえお持ちいただければどこに出ても恥ずかしくない至高の和姿をお約束致します。
色留袖、訪問着、付け下げ、色無地にも合わせていただける、
抜群の意匠美と品質。
このぬき糸使い、織り地の上等、かもし出される埋め機が生み出した風格…
ひと目で魅了される仕上がりを、どうぞご堪能くださいませ。
今回は幸運にもお仕立て上がり品にて仕入れることが叶いました。
残念ながら訳あり品のため、
大変お値打ちにご紹介いたします!
お目に留まりましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。
【 お色柄 】
生経に近いハリ感のある薄手の濃蒸栗色地。
大柄には地色に調和した本金の箔や
ふっくらと立体感ある唐織にて、
桐や桜、菊を込めた菱意匠を織り上げております。
画面上からでも、ひと目で実感いただけるでしょう。
高度な技法によってお柄を浮き立たせ、刺繍のような立体感や光沢をかもし出し、
また裏に糸がわたらないため非常に軽やかな…
さらりとした肌触りに、ほどよいシャリ感とハリ。
品格ありながら、華やかな仕上がりのひと品。
箔糸の煌めきが贅沢に…
丁寧な西陣の匠による手機(てばた)織りのお品です。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりました。
締め跡と強い樟脳臭がございます。
帯芯を新品に入れ替え、オゾン脱臭を行いましたが、
再発の可能性がございます。
お手元で現品をご確認のうえお値打ちにお求めくださいませ。
【 織匠 盡政(じんせい)について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.2448
西陣で修行をかさねた岡田陣が興した機屋。
15歳より西陣の名門河村織物で修行を開始、
その25年後の1993年に独立。
河村織物の先代、河村政夫への恩義の気持ちより
屋号に「政」文字を取り入れた。
創業としてはまだ若い機屋であるが、西陣でも屈指の
機屋として知られ、職人の手と心が織り成す手機に
頑固なまでに拘り、手機本来の味わいと、風合いを
兼ね備えた御絹(おきぬ)を織り上げる事に専念している。
その特徴は埋め機(うめばた)による製織で、
機場の土間を掘り下げ、機を地中に置くことで
年間通して湿度、温度を一定に保ち、緯糸の打ち込みを
均一にすること、素材に一切の妥協なく選びぬかれた
極細い生糸や昔ながらの技法で制作された箔を
惜しみなく用いて製織されている。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%・金属糸風繊維除く 長さ約4.35m
柄付け:六通柄
耳の縫製:袋縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、レセプション、観劇、お食事会など
◆あわせる着物 黒留袖、色留袖、訪問着、付下げ、紋付き色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。