商品番号:1559466
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
じっくりと見てはじめて気づく、細緻かつさりげない表情。
奥深い趣に、博多の歴史がうつし出されているかのように…
創業120年を超える博多織の老舗、
「岡野ブランド」の伝統の技光る高雅な一条をご紹介いたします。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
見た目とは裏腹なしなやかな地風…
金糸を交えた黒緑色の地には、騎馬や花鳥、唐草文様などの雅趣あふれる意匠が織り描かれ、
古代東洋のロマンを思わせる荘厳な構図を見せています。
金糸の煌めきは角度によって微妙に表情を変え、
まるで美術工芸品のような気品。
細部に至るまで精緻な織りの妙が凝縮され、博多織の高度な技術と美意識を存分に堪能できます。
重厚な意匠でありながら締め心地は軽やかで、
博多織ならではの実用性も兼ね備えています。
晴れやかな席において気品を放ち、永く手元に留めたい一条です。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 岡野について 】
岡野家は、中津藩(大分県)の屋敷内で機織をしていたと云われています。
その後、初代岡野新一郎が、1897年に日本最古の禅寺で
博多織の開祖・満田弥三右衛門の菩提寺でもある
聖福寺の正面に織工房を設立したのが始まりです。
当初から伝統的な博多織の枠を超えた様々な織物を制作していたのが特徴です。
コンセプトは「風と暮らす」
風土から暮らしが生まれ、暮らしから道具が生まれる。
この連続性が文化となる。
風に乗って伝えられたものが土着して固有の世界を創造し、多様性が広がる。
そして、和らぎの風がそれらを一つに調和させる。
職人の技から生まれる道具には、風の物語がある。
私たちは、始めも終わりも無いこの物語を伝え続けてゆく。
OKANO HPより抜粋
【 博多織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1976年6月14日指定)
鎌倉時代、中国(南宋)へ渡った商人の
満田弥三右衛門が考案し、その子孫が改良工夫して
博多に広めたとされる。
博多織による帯を筑前黒田藩の初代藩主・黒田長政が
江戸時代に幕府に献上したことで広く認知された。
これによりその図柄には献上柄と名がついた。
現在の博多織の献上柄には厄除け、子孫繁栄、
家内安全の願いが込められている。
1本の帯を作るのに7000~15000本もの経糸を使うため
柔らかくてコシのある地風である。
糸の密度が高いので締める時にキュッキュッという
「絹鳴り」と呼ばれる独特の音色がする。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.35m
耳の縫製:かがり縫い
全通柄
※ガード加工済み
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴、式典、パーティー、観劇、芸術鑑賞など
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、紋付き色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。