商品番号:1559108
(税込)
【仕入れ担当 竹中より】
深き茜に染まった、ぬくもりの創作布…
味わい溢れる希少な工芸品をお届けいたします。
岩手南部茜染めの希少な絞り染着物―
工芸ファンの方はどうぞお見逃しなくお願いいたします。
【商品の状態】
リサイクル仕立て上がり品として仕入れましたが
着用感もさほどない 一部仕付けのついたままの美品です
【お色柄】
茜の染料で染め上げたなんともいえない深い味わいを放つ発色…
赤茶濃淡のその彩に
疋田絞りと折縫い絞りを駆使して
かすれるようなラインと鹿の子模様を
段使いに表情豊かに浮かべました
茜独特の赤茶色のしっとりとしたお色が地色に映え、
高級感を感じさせるお色目で仕上がっております。
シンプルながらも同じものが2枚とできない希少なお品です。
さりげなく袖を通されるだけで、表情豊かな着姿をお楽しみいただけます。
ぬくもりのお色味を末長くご堪能くださいませ。
【草紫堂・南部茜染について】
南部地方に紫紺茜染めが伝わったのは鎌倉時代以前といわれ、
南部藩政時代には、藩の手厚い保護の下に生産されていましたが、
明治の時代になりその保護が解かれてからは、
盛岡地方には、伝統技法を伝える人が完全に途絶えてしまいました。
しかし、大正5(1916)年に、紫根染を復興させるため県の主唱により、
紫根染の研究が始まり、秋田県の花輪地方にかろうじて残っていた技術者を招いて、
その技術を学び、更に独自の技法を開発、
その後大正7(1918)年「南部紫根染研究所」が設けられ、
草紫堂初代藤田謙が主任技師として赴任いたしました。
昭和8(1933)年、南部紫根染所究所の主任技師であった先代藤田謙が独立し、
現在の地に「草紫堂」を創業、いままでの素朴な図柄(大桝、小桝、立桶)に加え、
数多くの新しいデザインを生み出し、現在の絞り染の基礎を築き上げました。
現在では「南部しぼり」として内外に高い評価を得ております。
手絞りによる微妙に異なる染めムラの美しさと、
年を経るごとに一段と味わいが出てくる色の変化も特数と魅力のひとつになっております。
表裏 絹100% 縫製手縫い
八掛 雀茶
身丈(背より) | 150.7cm (適応身長155.7cm~145.7cm) (3尺9寸8分) |
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裄丈 | 67.4cm(1尺7寸8分) |
袖巾 | 34.5cm(0尺9寸1分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 22.8cm(6寸0分) |
後巾 | 27.5cm(7寸3分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70cm(1尺8寸5分) 袖巾36cm(9寸5分) 袖丈51.1cm(1尺3寸5分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 9月~翌年6月の袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、街歩き、ご友人との気軽なお食事、行楽など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。