商品番号:1554610
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
涼感と華やかさを併せ持つ、
ざっくりとした透け感のある地に、染めの妙が息づく意匠が施され、
夏の装いに心地よい陰影をもたらします。
栗山吉三郎の和染紅型の夏八寸帯のご紹介です。
見た目の涼やかさはもちろん、染めの奥行きが語るのは、日本の盛夏に寄り添う美意識。
軽快でありながら、上質な気配を湛えた一本です。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
ふうわり透け感を見せる軽やかな地。
鼠色を基調として、葡萄唐草や花文様が、染め分けによって繊細に浮かび上がります。
挿し色がアクセントとして効いており、シンプルな色合わせの中にも手染めならではの豊かさを感じさせ、
滲んだような風合いも味となり、素材と技の呼応が夏の空気に心地よく響きます。
着る人の個性を引き立てつつ、涼やかに季節感を映し出す一条。
絽、小千谷縮などの夏着物に合わせて、風を通す美しさをお楽しみください。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 栗山工房・栗山吉三郎について 】
1952年(昭和27年)工房設立
沖縄の「紅型」と京都の「京友禅」を融合させた
「和染紅型」を生み出す染め工房。
図案、型彫り、糊置き、手差し彩色、引染め、
水洗など京都でも唯一の一貫作業工房として
見学も多い。
現在三代目・栗山吉三郎(西田裕子)氏のもと、
熟練の職人がお着物、帯、バッグや日傘などの
小物を製作している。
■二代目 栗山吉三郎(本名:大箭秀次)
【 経歴 】
1941年 岐阜県生まれ
1960年 初代 栗山吉三郎氏に師事
1967年 栗山工房設立と共に取締役に就任
1975年 初代 栗山吉三郎氏より引継ぎ栗山工房代表取締役に就任
1986年 初代 栗山吉三郎氏没す
1989年 ニ代目 栗山吉三郎を襲名
東京ミキモトホール、京都思文閣美術館にて
「栗山吉三郎の道 展」を開催
1997年 「`97ファッションカンタータ」参加出展
京都染色美術協会の真珠苑に属し、先代から受け継いだ
紅型染めの技術を極めると共に、時代の流れに考慮しながら
現代感覚溢れる和染紅型の呉服、室内装飾品などの
創作に打ち込んでいた。
絹100%
長さ約3.75m
お太鼓柄
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。