商品番号:1554309
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
たおやかに風をはらむ…
絽の透明感と、刺繍の立体感を巧みに活かし、
まるで光そのものを織り込んだかのような幻想的な佇まい。
京でも随一とされる、
伝統的な染めの技法のみを追求されている老舗染匠さんの作品です。
なかなかご紹介できる機会のない一品…
その感性をじっくりとご堪能頂きたく思います。
ひとつずつ丁寧に染め上げたお品でございます。
豊かな仕上がりを、どうぞじっくりとご堪能くださいませ。
【 お色柄 】
ごくしなやかで程よい張りのある絽地。
上品な白鼠色を基調として、お太鼓にはふうわりと暈し染めを加えて…
そこに浮かび上がるような白の芒は、
まるで静寂の中に佇む秋草のような凛とした気配が漂います。
さりげなく添えられた刺繍は、意匠に命を吹き込むような瑞々しさをもたらし、
帯全体の印象を一段と豊かにしています。
清涼感と静けさ、そして涼やかな品格を兼ね備えた一本。
盛夏の装いに、涼風と詩情を添える名脇役としてお召しいただけます。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100%
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
おすすめの帯芯:夏用綿芯
お太鼓柄
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン カジュアルパーティー、観劇、お出かけ、お食事、行楽など
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、御召など
★名古屋仕立て(税込11,550円※夏用綿芯代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込14,850円※夏用綿芯代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込14,850円※夏用綿芯代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。