商品番号:1551403
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
情緒あふれる独特の意匠の美しさ…
永い西陣の伝統の中で、「真実に美しいものは常に新しい」と、
工芸の道の無限の美を追求する洛風林の帯。
今回ご紹介のお品は、
名門、帯屋捨松にて織り上げられたお品でございます。
帯屋捨松の中でも、ハイクラス…
ひと際意匠、織りに凝った素敵な御品をご紹介いたします!
それぞれが培ってきた意匠と織の美が一つとなることで、
帯はもはや“纏う芸術”へと昇華されます。
今では新たに織り上げは無く、未仕立て新品となると本当に極稀少でございます。
どうぞこの機会をお見逃しなくお願いいたします。
【 お色柄 】
しなやかな締め心地の帯地は、銀糸を配した墨黒色。
その地に織りなされたのは雲間を翔ける龍。
その背後には牡丹唐草が咲き誇ります。
伝統的な図案ながらもどこか現代的な表情。
色彩は鮮やかでありながら、洛風林らしく渋みと格調が保たれ、帯屋捨松の密な織組織により立体的な陰影が浮かびます。
伝統を重んじつつも、常に進化する二つの工房の邂逅が生んだ傑作。
装いに重厚さと華やぎを添えるのみならず、語りたくなるような背景をも帯びた一条。
格調高く、かつ粋。見る者を圧倒し、纏う人の品格を際立たせる至極の帯です。
【 帯屋捨松について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.48
安政(1854年〜1859年)年間創業
1955年(昭和30年)代に
七代目社長の木村博之の父
木村弥次郎が、図案家であり、
織匠、染色家でも
あった徳田義三に弟子入り、1978年に独立。
徳田氏から受け継いだ感性と精神を今に生かし
起こしたオリジナルの図案を元に、
常に高い
技術を保持し、よりよい品質と高い文化性を持った
帯を製織している。
【 洛風林(らくふうりん)について 】
創業者である堀江武氏は1923年、当時西陣帯地界の
重鎮であった三宅清治郎の元で修行、独立後、
1954年屋号を「洛風林」 とし独自の作品作りを開始。
帯地の制作にあたっては自社で機は持たず、
洛風林同人と呼ばれる西陣等の機屋に製織を依頼する形で
帯づくりを行う。白洲正子や伊兵衛工房の高林淑子をも
魅了した、洛風林の独特の世界はこの多岐にわたる機屋や
作家に依頼することにより帯として完成されている。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.4m(お仕立て上がり時)
おすすめの帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:かがり縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 式典、パーティー、ご挨拶、音楽鑑賞、お食事会など
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地、格高い小紋など