商品番号:1550496
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
時空を超えた美を織り上げる。
西陣の名門・河瀬満織物による、
古代エジプトの叡智と神秘を織りの中に封じ込めた唯一無二の作品。
黄金文明を象徴するファラオの横顔、ヒエログリフ、神殿の柱が繊細かつ立体的に表現され、
まるで歴史の断片をまとうような感覚を呼び起こします。
銀糸と金糸が交錯する織りの深みは、単なる意匠を超えて語りかけてくるような力を持ち、
装う者の美意識と知性を物語ります。
未仕立て新品となると高額で取引されておりますが、
御仕立て上がり、目利きにて現実的な価格でのご紹介が叶いました。
どうぞお見逃しないようご覧下さいませ。
【 お色柄 】
軽くしなやかに織り上げられた帯地。
地色は落ち着いた銀鼠色に淡金を織り交ぜ、
繊細な織技法で浮かび上がるのは古代エジプトの横顔文様。
ヒエログリフを思わせる象形文字や遺跡の柱のモチーフが帯の上下を縁取り、
中央には優美な女王像が構図の中心として据えられています。
無地感の訪問着や色無地に合わせて、帯を主役に据えたコーディネートに。
観劇、ギャラリー巡りなど感性が求められるシーンにも映える一本です。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.4m
耳の縫製:袋縫い
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、レセプション、芸術鑑賞、お食事、観劇、趣味のお集りなど
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、御召など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。