商品番号:1546602
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
この面持ち…
きっとみなさまお分かりいただけましょう。
今はなき染の北川さんが染め上げられた創作品。
現在では物作りをされていませんが
本品は問屋さんが大事におもちになっていたものを特別にご紹介させて頂けることになりましたお品です。
当時の相場からするとかなりお値打ちになっていますので
北川ファンの方にぜひおすすめしたいお品です。
未だに根強い人気のある染匠さんでございます。
自信を持っておすすめ致しますのでどうぞお見逃しなくお願い致します。
【 色柄 】
生地の内側に水分をたっぷりと含んだかのような、独特の手触り、肌すべり。
比べてみれば、その差は歴然。
プロの口から発せられた、「まるで天からの贈り物」という言葉にも納得です。
さらりとしていながら肌にやわらかにふれる…その感覚。
お色は紅掛空色(灰みの青紫系の色)を基調に染め上げて。
意匠には桧垣に蔦唐花模様が描き出されました。
上質の絹にあしらわれた最高級の染め。
日本の伝統美を今に伝える一枚かと思います。
【 和木沢絹について 】
最高のきものを作るには、最高の素材から。
それが、京の名門「染の北川」の願うものづくりの姿勢。
最高の染め色を引き出すとともに、なにより、お袖を通す方の「着心地の良さ」を。
絹の最高級品、そのトップクラスに位置する『和木沢絹』。
恵まれた土壌で育ち、緑に輝く桑の葉を食べてやがて純白の繭を作り出します。
同じ土壌の繭しか使わないというこだわり、太さを均一に保つために選び抜いた
春繭だけを使用し、選ばれた繭からさらに厳しい検査で選ばれる一本の糸。
自然と人の調和がもたらす至上の布、それが和木沢絹です。
昭和20年代から30年代にかけて、アメリカの上流階級の人々の間で愛された
「シルクオーガンジー」。この絹布こそ、福島県白沢村和木沢で養蚕された
繭糸から生まれました。イブニングドレスの素材として最高の賞賛を得、
トップレディにしか身につける事のできなかった至上の絹。
世界でも最高級品と称えられています。
【 染の北川について 】
京の有名呉服メーカー
1955年(昭和30年)創業
※2017年廃業
様々な着物専門誌にも多く取り上げられ、
着物ファンに広く知られていた。
訪問着、留袖、振袖などのフォーマル品、
逸品物を創作。
染、意匠へのこだわりはもちろん、生地の
開発なども手掛け、「和木沢絹」
「CHULTHAINo.6(ジュンタイナンバーシックス)
などのブランド生地も有名であった。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100%
たちきり身丈179cm 内巾36cm(最大裄丈68cm 肩巾袖巾34㎝)
白生地には、「和木沢絹」使用の特選丹後ちりめんを用いております。
残念ながら2017年にお店を閉められた為
「染の北川」の作品が新たにつくられることはございません。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、パーティー音楽鑑賞、観劇
◆合わせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解手のし6,050円+※胴裏8,250円~+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
※堅牢染め・本加賀など、染めのしっかりした御着物への抜き紋入れには、
堅牢抜き代4,400円(税込)が必要となります。
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