商品番号:1541609
【 仕入れ担当 中村より 】
ぱっと飛び込んでくる、鮮やかな色彩美。
南国の色彩、豊かなる自然に育まれて…
かの城間栄順氏のご子息、
日本工芸会正会員でもある城間びんがた工房16代目、
城間栄市氏の手により染め上げられた、琉球紅型九寸名古屋帯をご紹介致します。
氏の作品の中でも代表的な図案の一条。
第58回日本伝統工芸展に出展されたお着物の図案を帯に起こしたものでございます。
「沖縄には、首里には、紅型がなくてはならない」―
「着物に挑戦し高度な技術と人材を残したい」―
祖父栄喜氏の強い意志と、父栄順の『思い(うむい)』。
受け継がれた琉球紅型の形。
お目に留まられましたら、どうぞごゆっくりとご覧下さいませ。
【 色柄 】
高三織物の上質な絹駒地は
たてに変り絽で織りなされた涼しげな地風。
その上質な絹地を深い紺色に染め上げて、
意匠部分は白を背景にして、
「リーフストーリー」と銘打たれた氏の作品の中でも代表的なお柄を表現しました。
南国の風を感じる、創作性豊かなお柄でございます。
色数は抑えつつも、表現された見事な隈取が、
奥行きある表情をもった一条に仕上がりました。
琉球紅型の美しい彩りの世界。
豊かな彩りがみずみずしく、ふんわりと水分を含んだような、
絶妙ないろどりが意匠に奥行きを感じさせます。
【 琉球紅型について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1984年5月31日指定)
早くは13世紀から起源を持つと言われる、
独自の染技で育まれてきた沖縄の染物の総称。
鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さが特徴。
「紅型(びんがた)」の呼称は昭和に入ってからで
それまでは「型附(カタチキ)」と呼ばれた。
階級によって使用できる色と模様が異なり、黄色地は
王族以外は使用不可、図柄が大きく肩と裾に模様がある
二段肩付は王族を示す柄である。
大部分は首里で作られ、知念・沢岻・城間の三家が
御用紅型師であった。
琉球紅型には下記の種類がある
紅型:「琉球びんがた」のビンは「色彩」の意があり、
白地紅型、染地紅型、返し型、朧型、手附紅に分類される。
これらは型附(カタチキ)と呼ばれる糊置防染手法による
型染めで、型紙を当てて生地に糊を塗り、そのあとで
取り去った型紙の模様の部分に色を差す染め方で、
さらに地染めが施されるものもある。
藍型:藍の濃淡や墨で染められた紅型。
えーがたと呼ばれ、白地藍型、黒花出し、白花出し、
浅地花取り、藍朧(えーうぶるー)などに分類される。
型紙は染地(線彫り)型を使う。
濃藍から各種の藍の変化と地の白とで、大きめの模様で表現する。
筒描き:糊引(ヌイビチ)と呼ばれ、紙を使用せずに
防染糊を入れた円錐状の糊袋の先から糊を絞り出しながら
生地に模様を描き、そのあとで模様の部分に色を差す方法。
技法的にも難しく、均一に絞り出すために布面に垂直に置き、
進行方向に傾けながら一気に線を引かなければならない。
絹100%
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
六通柄
おすすめの帯芯:突起毛芯
白生地には高三織物の絹駒地を用いております。
◆最適な着用時期 6月~9月の夏・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、お稽古事、街着、カジュアルパーティーなど
◆あわせる着物 上布、小紋、紬など
※通気性を重視される方は、「夏綿芯」のお仕立てをお勧めいたします。
※帯芯と帯地の相性及び張りのある仕上がりを重視される方は、突起毛綿芯のお仕立てをお勧めいたします。
「夏綿芯」
★名古屋仕立て
「夏綿芯」(税込11,550円※帯芯代含む)
「突起毛綿芯」(税込10,450円※帯芯代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て
「夏綿芯」(税込14,850円※帯芯代含む)
「突起毛綿芯」(税込13,750円※帯芯代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て
「夏綿芯」(税込14,850円※帯芯代含む)
「突起毛綿芯」(税込13,750円※帯芯代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
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