商品番号:1538775
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【 仕入れ担当 田渕より 】
琉球ファンの方に送る…希少なひと品。
琉球絣の創設者とも言われる、大城カメ氏の孫であり、
日本工芸会正会員の大城哲氏が代表を務める、
大城織物工場より美しい一枚をご紹介いたします。
カメ氏より受け継がれる自然染料で染織された、草木の奏でる色彩。
欲しいと思って簡単に手に入る一点ものではございませんので、
工芸織物ファンのお方、お目に留まりましたらお見逃しなくお願いいたします!
【 お色柄 】
ふうわり節糸を浮かべて織りなされた黄金色の紬地。
すっきりとした縞柄に美しい細やかな花織を込めて、
シンプルかつ奥深い意匠があらわされております。
熟達した技で時間をかけて手織りした布の凛とした贅沢さ。
身に纏えば、それらを肌で実感していただけることでしょう。
琉球紅型の染め帯や、贅沢な花織の帯などをあわせて、
受け継がれる南国の織物をお楽しみ下さい。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 大城織物工場について 】
大城織物工場は、1879年大城ウシにより沖縄本島南部南風原に設立。
当時の織物は、自分たちの普段着を作る以外わずかな現金を得るための「兼業」。
1919年、3代目の大城清助が初めて織物を「専業」とし生活の糧にした。
その後の太平洋戦争(沖縄戦)で、家財や織物の道具はすべて焼失。
一面の焼け野原となり、唯一残ったのは「技術」だけであった。
5代目の大城哲(さとる)氏が「琉球絣」を受け継いでいる。
大城哲氏は1990年、父である4代目大城清栄の他界を期に、
27歳の若さで家督を継ぎ、初めて織物の世界へ足を踏み入れる。
祖母、大城カメは3代目・大城清助の妻、
大城カメ氏は『琉球絣』と言えば、この人といわれるほど有名な人物で、
山口 百恵さんの「赤い」シリーズの、沖縄で機を織る場面があり、その指導にあたったのもカメさんです。
彼女は常に新しい琉球絣の制作に力をそそぎ、『卓越技能賞(現代の名工)』、
『勲六等瑞宝章』等、数々の賞を受賞している。
残念ながら平成7年に80年の
生涯を終え他界したが、今でも『カメさんの琉球絣』は高い評価を受けています。
昭和10年に日本工芸会正会員に認定。
【 南風原花織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(2017年1月26日指定)
沖縄県伝統工芸品(1998年認定)
沖縄県島尻郡南風原町を中心に生産されている工芸品。
裏表のない「両面浮花織」が主流で、ヤシラミ花織、
クワアンクワアン織り、タッチリーなど、産地独特の
名称があり、多彩な花糸で表現されるその模様は
美しく、図柄に立体感があり華やかな印象。
南風原花織では8枚ほど(多いものは10枚)もの
綜絖を順番に操作、図柄を浮かび上がらせるため
大変複雑で職人の腕が問われる。
喜屋武八織、照屋花織など独自の花織、
浮織の技法を確立している。
南風原花織の染色は、県内で採取される琉球藍、
福木、テカチ染等の植物染料を、化学染料については、
絹は酸性染料、木綿はスレン染料、反応染料、
直接染料が用いられる。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
※別誂え八掛付き
身丈(背より) | 155.5cm (適応身長160.5cm~150.5cm) (4尺1寸1分) |
---|---|
裄丈 | 68cm(1尺8寸0分) |
袖巾 | 35.5cm(0尺9寸4分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 23.5cm(6寸2分) |
後巾 | 29cm(7寸7分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69.5cm(1尺8寸3分) 袖巾35.5cm(9寸4分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、お出かけ、ご友人との気軽なお食事、お稽古など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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