商品番号:1533619
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
組紐、羅金、箔の手技…
素材を吟味し、意匠・織りに渡り独自のセンスを貫く
隠れた小機屋、綵巧織物。
年間で制作される本数も少ないために滅多と出会いませんが、
今回お仕立て上がりにて出逢いがございました。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
帯地はごくしなやかな黒色の地。
意匠には葡萄唐草を織りなして。
煌めく箔、目を見張る煌めき、それでいてしなやかな帯の織り口に誰もが、
納得していただけることでしょう。
重厚と締め心地の相反する2つの調和、
手技を追求されている機屋だからこそのこだわり、
一点一点丹精込めて織られた至極のひと品に仕上がりました。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
たれ先の織り込みを確認するために一部縫製を解いております。
お届け前には口閉じをさせていただきます。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.4m
耳の縫製:袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 式典、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会など
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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