商品番号:1530486
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
世界遺産・屋久島の神木、屋久杉。
その貴重な染料より生み出された、大自然からの贈り物のような…
名門、窪田織物より伝統を受け継ぐ本場大島紬の龍郷柄をご紹介致します。
今では製作数は大変少なく、織り手さんがこつこつと織り上げられておりますので、
京都・室町の問屋でも多くをお見かけいたしません。
豊富な水、あたたかな陽光、神秘的な太古の森…
「東洋のガラパゴス」と称される屋久島の大自然をお色と表情にうつしとった
大地への賛歌のような作品を、ぜひじっくりとご覧くださいませ。
お目に留まりましたら是非お見逃しなく!
【 お色柄 】
サラリと滑らかな織り上がり。
泥染特有の黒ではなく、くすみのある海松茶色で織りなされております。
意匠には古き良き龍郷柄を名門のセンスで格子に込めてすっきりとあらわして。
織り込まれた絣糸も、地色との調和を乱さない仕上がり。
シンプルでありながら陰影の表現も素晴らしく、
見るほどに吸い込まれそうな立体感は、秀逸です。
生命力の強い屋久杉には、健康・長寿を培う力のある「気」があるとか。
いついつまでも飽きの来ない表情と、文字では表現しきれないその奥行き感。
是非お手元でご実感いただきたく思います。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 屋久杉染について 】
縄文杉で有名な屋久島では、樹齢千年以上の杉が屋久杉と呼ばれます。
特別に入手したこの屋久杉の木の皮を煮沸し、煮汁から抽出した
とろりとした液体で糸を染め、織り上げられたのが「屋久杉染大島紬」。
種々の媒染剤によって、他では絶対に成し得ない、
えもいわれぬやわらかな色調に染め上げられています。
自然保護上、入手しにくい屋久杉。
本当に貴重な染料によって染められた経緯の糸を、
手織りにて丁寧かつ精緻に合わせて織り上げた、先染めのお品でございます。
【 大島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
鹿児島県の奄美大島を中心に作られている織物。
世界三大織物にも数えられ、織る前に糸を染める先染、
手織りの平織、絣合わせをして織上げたものは
「本場大島紬」の名で伝統工芸品に指定されている。
しなやかで軽く、シワになりにくいという特徴がある。
手紡ぎの糸を、「テーチ木」(車輪梅)という
奄美エリアに生息する植物の煎汁液と、
鉄分を含む泥土でこげ茶色に発色させ、
手織りする伝統的技法が主だった染色方法。
藍、白、色大島などもある。
大島紬は独特の絣使い(細い点)と先染め、製法等限られた
条件の中で約84種類があり、染色別が6種類、糸の配列による
組織別14種類をかけ合わせて作る
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
◆八掛の色:白藤色
※パールトーン加工済み
身丈(背より) | 160cm (適応身長165cm~155cm) (4尺2寸2分) |
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裄丈 | 66.5cm(1尺7寸6分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 28cm(7寸4分) |
後巾 | 31cm(8寸2分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70.5cm(1尺8寸6分) 袖巾35cm(9寸2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、芸術鑑賞、女子会、街着、ランチ、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、九寸帯、八寸帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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