商品番号:1530183
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
まるで美術品のようなこの表情…
染色の歌人、山岡古都の特選訪問着をご紹介いたします。
独特の染色技術がつくりだす奥行き感。
氏が亡くなった今もなお、着物ファンを魅了し続けております。
広げた瞬間に心奪われる細密な表情は、まさに絵画。
人気ゆえに一時はコピー品も出回りましたが
やはり本物に勝るものはございません。
お目に留まりましたらどうぞお見逃しないようご覧下さいませ。
【 お色柄 】
サラリと軽やかな肌触りの絹地。
まろみある白色の地には統一感あるモノトーンの色調で
森林に紅葉、そして湖を表現しました。
実に緻密に表現された意匠…
一色のみで表されることで、その緻密な染表現が一層際立っております。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 山岡古都について 】
工芸染色作家
1951年に京都で染色の道を歩み始め、後に
染色家として話題となる作品を次々に発表。
また、草木染めや古代染めの研究者としての知識を
併せ持ち、日本の染色界を牽引してきた。
京都と沖縄を往復し、京友禅の洗練された技術に
天然染料を用い、古代染めの再現と新しい染めの
可能性を模索。
私財を投じて沖縄の伝統の染色工芸の発展に
寄与するため、1973年に沖縄で初の草木染紅型研究所
「首里琉染」を創設した。
化石になったサンゴの断面を拓本技法で
染め上げる「サンゴ染め」を確立。
薬墨染や、絵画のように細密で独特な
作風の作品が今も多くのファンを魅了している。
【 経歴 】
1951年 染織の道に入る。
1954年 古都草木染研究所を創設。
1968年 京都国際会議場に「伐折羅大将」(ばさらたいしょう)を描く。
1970年 日本万国博覧会 三菱未来館に草木染による宗達の
「風神雷神」を描き、同協会より感謝状及び銅メダルを受ける。
1973年 沖縄の伝統染織工芸の改善発展に寄与する目的で、
那覇市に伝統工芸館「首里琉染」を開設。
1975年 沖縄県石垣市に「八重山琉染工芸館」を開設。
首里文化祭にて「琉球更紗展」を開く。
全国日本学士会特別名誉会員となる。
1978年 社団法人日本伝統染織工芸協会の会員となる。
沖縄県博物館会員となる。
1983年 NHKテレビ「伝統工芸と自然保護」にて首里琉染と
八重山琉染を収録、放映。
1991年 紀宮内親王、「八重山琉染工芸館」を見学。
1992年 NHKドラマ「琉球の風」で衣装、小道具一式を時代考証の上、製作。
現在草木染紅型研究所「首里琉染」は山岡古都の
娘である大城裕美が二代目として活動している。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
※ガード加工済み
身丈(背より) | 169.5cm (適応身長174.5cm~164.5cm) (4尺4寸7分) |
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裄丈 | 70.5cm(1尺8寸6分) |
袖巾 | 35.5cm(0尺9寸4分) |
袖丈 | 51cm(1尺3寸5分) |
前巾 | 24cm(6寸3分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈71cm(1尺8寸7分) 袖巾36cm(9寸5分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、レセプション、音楽鑑賞、観劇、お食事会など
◆あわせる帯 袋帯など
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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