商品番号:1529005
(税込)
【 仕入れ担当 岡田より 】
二代目【 川村久太郎 】氏が得意とする、
小紋付けのお柄を染め上げた洒落訪問着のご紹介です。
ぜんまい紬地に染にて味わい深いお柄をあしらったお品。
無地場にもぜんまいならではの素材感が感じられ、
すっきりとした意匠構成ですので、帯合わせで
様々なスタイルをお楽しみいただける事でしょう。
芸術鑑賞やホテルランチなど、カジュアルでも
ややきちんと装いたいシーンにおすすめでございます。
【 お色柄 】
やや厚みのある柔らかい地風のぜんまい紬地を、
落ち着いた白茶色に染め上げ、香色、グレー、
オフホワイトの配色で葡萄唐花に小付の花兎が
バランスよくあしらわれております。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたので
着用シワやたたみジワがございますが、着用時に
気になるような汚れなどはございません。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 ぜんまい紬について 】
雪解けを待って芽吹くぜんまいの若芽の
綿衣を用いて織り上げられる紬。
綿衣を摘み取り、綿毛と真綿とともに
手紬ぎしたぜんまい糸を使用した織物が
ぜんまい紬である。
ぜんまい綿は水をはじき、羊毛にも似たやわらかさ、
他の素材とは異なる独特の自然色を持っているため
古くから織物の素材に取り入れられてきた。
【 川村久太郎について 】
京都府伝統産業優秀技術者(京の名工)として
表彰されている著名な染色作家。
京友禅の中でも型友禅と呼ばれる技法を得意とする。
■初代 川村久太郎
【 経歴 】
1912年 京都生まれ
1952年 自身の工房である「愛川友禅」を設立。
大量の型紙を使用した型友禅で独自の作風を確立、
1973年 京都府伝統産業優秀技術者(京の名工)
として表彰を受ける。
1977年 全国第1回伝統工芸展で伝統工芸協会会長賞を受賞。
1980年 高島屋(東京、横浜)にて個展
1981年 全国小紋染競技会にて、通産大臣賞受賞
1996年 没
日本工芸会近畿展、染織展、日本染織作家協会展等に度々入選
■二代目 川村久太郎
初代久太郎の長男(本名:久宣)
【 経歴 】
1942年 初代・川村久太郎の長男として京都市に生まれる
1960年 父の主催する愛川友禅で創作活動に入る
1996年 二代目川村久太郎襲名
2007年 京都市伝統産業技術者功労者を受賞
工房の職人とともに愛川友禅と初代の作風を守りながら、
今も作品を生み出し続けている。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
※ガード加工済のタグが縫い付けられております。
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
身丈(背より) | 164.5cm (適応身長169.5cm~159.5cm) (4尺3寸4分) |
---|---|
裄丈 | 68cm(1尺8寸0分) |
袖巾 | 35cm(0尺9寸2分) |
袖丈 | 48cm(1尺2寸7分) |
前巾 | 26cm(6寸9分) |
後巾 | 30.5cm(8寸1分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69.5cm(1尺8寸3分) 袖巾35cm(9寸2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアル寄りの格式のパーティー、芸術鑑賞、ホテルランチ など
◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向けのデザインの綴れの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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