商品番号:1527939
(税込)
【仕入れ担当 吉岡より】
盛夏に本麻のお着物はこの上ない贅沢。
そのシャリ感を是非ご実感いただきたく思います。
残念ながら証紙はございませんが、
この風合い、絣の組み合わせから
間違いのない能登上布として仕入れて参りました。
頑なに伝統を守り、織り継がれた幻の上布…
中でも希少な男物でございます。
現存する織元はもはや1軒のみ…
今後ますます希少となります能登上布です。
どうぞお見逃し無く!
【色・柄】
「セミの羽」とも称される、砧打ち(きぬたうち)された白の麻地。
黒の絣で一面に100山のベタ亀甲絣が織り成されております。
織物の原点を思わせる素朴さ、表情の豊かさ。
放熱効果と吸水性、しゃっきりとした手触り。
麻ならではの、麻のみが持つ夏を感じさせる涼感。
いつまでもいつまでも飽きのこないシンプルな表情のお品は、
毎年夏が来る毎に、季節を告げるひと品となることでしょう。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りました。
一部にうっすらと黄変がございます。
(※画像の黄色矢印の幅は1cmです。撮影箇所は左袖前側です。)
【 能登上布について 】
石川県無形文化財指定
越後、宮古に並ぶ日本の三大上布のひとつ。
約2000年前に崇神天皇の皇女が中能登地方で
機織りを教えたことが能登上布の起源とされる。
昭和初期の最盛期、織元の数は120軒以上になり
麻織物の県生産量が日本一となったが、戦後の
ライフスタイルの変化とともに着物離れが進み、
現在は山崎麻織物工房が能登上布唯一の織元である。
原料の麻は一般的なリネンではなくラミー(苧麻)。
手織りの麻の素材感、他地方にはない能登独自手染の
押捺染、ロール捺染と呼ばれる職人技術から生まれる
染めにじみが少なく緻密で、能登の風土を映した
すっきりとした絣模様が、ひんやり涼しい風合い、
「蝉の羽」のような透け感や軽さ、丈夫さ、シャリ感、
光沢感、張り感が特徴。
絣柄の多くは幾何柄模様の十字絣を始めとする
複雑な経緯絣で構成されている。
表裏:麻100% (縫製:手縫い)
居敷当無し、背伏せ付き
背より身丈138cm(適応身長168cm前後) (3尺 6寸 4分)
裄丈67.5cm (1尺 7寸 8分) 袖巾34cm (9寸 0分)
袖丈49.5cm (1尺 3寸 0分)
前巾24.5cm (6寸 4分) 後巾30.5cm (8寸 0分)
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68.5cm (1尺 8寸 1分) 袖巾35cm (9寸 2分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、街歩き、お食事など
◆あわせる帯 角帯
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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