商品番号:1526110
(税込)
(税込)
【 仕入れ担当 更屋より 】
所作の度に浮き上がる迫力の作品…
京都の錦市場の青物問屋「桝源」の長男として生まれた
江戸時代の異才絵師『伊藤若冲』。
その若冲の「生誕三百年記念」として造られた
創作友禅訪問着と一流の呉服店にしか作品を譲らないことで知られる
『北尾織物匠』より西陣織綴れ袋帯を合わせてご紹介いたします。
あくまでもシンプルな一枚。
さらりとお召しやすいお柄付けと確かな品格の
洗練されたのコーディネートです!
お見逃しのなきようお願いいたします。
【 お色柄 】
≪着物≫
しっとりとしながら心地よい肌触りの
特選丹後ちりめん地を上品な薄柿色へ…
その地には所作の度に浮き上がるような若冲独特の迫力ある
松の意匠を込めました。
若冲の「松」といえば鷹や鶴などと共に描かれている作品が多く
墨の繊細な濃淡にて写実と幻想が融合したような
「奇想」のアートが多くの人の心を掴んできましたが
こうして絹地に表された意匠はまた違った迫力を感じます。
圧倒的な芸術的感性を感じながらも品のある表情。
ぜひこの機会にご検討下さいませ。
≪帯≫
銘「 錦繍清佳人文 」
しなやかな質感に密な織味、程よい張りを感じさせる綴れの帯地。
若菜色や紫苑色などの落ち着いた色彩に裂取り、道長取りを表し、
中には唐花や七宝などの有職紋が織りだされました。
ふんだんに用いられた金糸の輝きも決して華美すぎず、品よく煌いて…
光の粒を撒いたような象牙色の帯地はお柄を惹きたてます。
お柄は重厚でいながら、織味は軽くしなやかでございますので
長時間結んでいただきましても負担にならない仕上がりでございます。
流行り廃りのないお色柄でございますので長く重宝していただけ
古典模様をまとう喜びをお楽しみいただけることと存じます。
留袖、訪問着、付下げ、色無地などのお着物とのコーディネートで、
その確かな織、一線を画する高雅な帯姿をお楽しみいただけることでしょう。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 北尾織物匠について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.7
1947年(昭和22年)創業
2016年廃業
一流どころにしか作品を譲らないことで
知られていた西陣の名門機屋。
「錦繍」など高級袋帯を展開していたことで有名。
技術力の高さから、製織品は「北尾の帯」として
広く知られている。西陣織工業組合に設立から在籍、
西陣織の業界発展の一翼も担っていた。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
【着物】
表裏:絹100%(縫製:手縫い)
◆八掛の色:梅鼠色
白生地には特選丹後ちりめん地を使用しております。
【帯】
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.4m
耳の縫製:かがり縫い
六通柄
身丈(背より) | 160.5cm (適応身長165.5cm~155.5cm) (4尺2寸4分) |
---|---|
裄丈 | 66.5cm(1尺7寸6分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49.5cm(1尺3寸1分) |
前巾 | 28.5cm(7寸5分) |
後巾 | 33cm(8寸7分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈71cm(1尺8寸7分) 袖巾36cm(9寸5分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、パーティー、お食事会、お付き添いなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
この商品を見た人はこんな商品も見ています