商品番号:1525921
(税込)
【 仕入れ担当 岡田より 】
紅花・草木染といえばの、【 よねざわ新田 】より、
裂き織りにて様々な彩りの布を織り込んだ
表情豊かな半巾帯(単衣四寸帯)のご紹介です。
ボーダー状のシンプルなデザインながら
多彩な表情で個性を感じさせる仕上がりで、
小紋や織のお着物とあわせてカジュアルの帯姿を
お楽しみいただけることでしょう。
【 お色柄 】
絵の具のパレットのように茶系、緑、赤、橙、
紫、紺、グレーなどなど、彩り豊かな布を裂いた糸が織り込まれ、
独特の表情に織り上がっております。
【 単衣帯の手先、タレ先の処理について 】
■房が気になる場合
博多織などの袋状になっていない単衣帯(四寸帯)の場合は
手先、タレ先の織の異なる境界を切れ味のよいハサミで
織り目に沿ってまっすぐに断ち切ってください。
※断ち切り箇所が大幅にほつれてくることはございませんが、
気になる箇所がある場合は糸切はさみなどで形を整えて
いただくか、軽くかがっていただくと良いかと存じ上げます。
■房が気にならない場合
・房は飾りとしてそのまま使用する
【 裂織(さきおり)について 】
使い古した布地を細く裂いて手織機で織る織物。
傷んだり不要になったりした布を細く裂いたものを
緯糸に、麻糸などを経糸に織り上げる。
地域により「サクオリ」「サッコリ」「ツヅレ」
などの呼び名がある。
いろいろな布を織り込むことによって色彩豊かな
仕上がりとなり、また2つとして同じものは存在しない。
近年は古布のみならず、織り込む裂は新旧様々な素材が
活用される。
【 よねざわ新田について 】
紅花染で有名な米沢にある織元
1884年(明治17年)創業
米沢新田家初代が上杉景勝公と共に越後から
転封となり米沢に移住。
後、十六代目新田留次郎が機屋初代として
1884年に新田を創業した。
当初袴地の製造が主だったもので、品評会にて
数々の賞を授けられ、『米沢袴地といえば新田』
と言われる程であった。
二代目新田熊雄は絽袴などの新製品を開拓。
その後、機屋としてこつこつとものづくりを続け
機屋三代目新田秀次の代で紅花と宿命的な出会いを
果たした。
以来、幻の花と言われた紅花にとり憑かれ、
ひたすら自ら納得のいく色を出すために染色に没頭。
四代目新田英行は、作品づくりにこだわりを持ち、
染・織 一貫生産化を進めた。
現在は五代目新田源太郎がその精神を受け継ぎ、
ものづくりに励んでいる。
【 受賞歴 】
1907年 第4回全国品評会・有功銅賞「袴地」
1907年 山形県織物品評會一等賞
1928年 有功賞「霞無双袴」
1963年 紅花染織研究に着手
1966年 第13回日本伝統工芸展入選
1967年 第7回日本伝統工芸新作展「奨励賞」
1970年 第10回日本工芸新作展入選
1972年 山形新聞三P賞「繁栄賞」
米澤有為会功労賞
1974年 第1回伝統的工芸品展・通商産業省生活産業局長賞
斉藤茂吉文化賞
1977年 第17回伝統工芸新作展入選
米沢文化懇話会文化功労賞
アテネ・コルフ東洋博物館永久保存
1979年 第17回日本染織作品展文部大臣賞
1987年 第12回日本きもの染織工芸会主催・日本経済新聞社賞
1988年 新潟市美術館出品展示「染織の美~いろとかたち~」
1990年 (財)民族衣装文化普及協会・伝統文化賞受賞
1996年 伝統工芸品産業振興協会会長賞
2001年 米沢市功績章
2006年 第15回河北工芸展入選
2011年 第58回日本伝統工芸展・日本工芸会新人賞
2012年 米沢市芸術文化協会協会賞
2013年 第36回日本染織作家展・中日新聞社賞
2014年 第19回MOA岡田茂吉賞
2015年 第38回日本染織作家展・衆議院議長賞
2016年 米沢織物新作求評会 米沢市長賞
2017年 第51回日本伝統工芸染織展 東京都教育委員会賞
2018年 第7回ものづくり日本大賞 東北経済産業局長賞
その他多数
絹:100%
長さ:約3.72m 巾:約15cm
全通柄
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 9月の単衣から翌6月までの単衣、袷(あわせ)の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご友人との気軽なお食事、街歩き、普段着 など
◆あわせる着物 小紋、織のお着物 など
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