商品番号:1524542
(税込)
【 仕入れ担当 岡田より 】
素材の質感、風合いは他に並ぶものは御座いません。
重要無形文化財指定技術使用、【 地機(じばた) 】にて
織り上げられた本場結城紬をご紹介いたします。
昭和18年(1943)に、戦時中の贅沢品禁止の動きの中で
結城の技術を後世に伝える目的で国から認定された
三人の結城織物技術伝承者の中の一人【 野村半平 】氏による
お品。
旧証紙ですので織り上げ後お時間は経っているようですが
生地はし証紙付属しております。
※生地はし生地耳に高機を示す押印がございませんので
こちらは旧証紙・地機のお品でございます。
流行り廃りない古典柄が織りだされており、
ご年齢を問わずカジュアルシーンに末永く
御召いただけ、着込めば着込むほどに身体になじみ、
軽くやさしく、やわらかく、まるで一枚の綿のように
やさしく体をつつむその風情をご堪能いただける事でしょう。
【 お色柄 】
薄手でふわりとした地風の、落ち着いた鼠色と
赤香の糸を織り交ぜた紬地をベースに、地色に調和する
おだやかな彩りの亀甲絣と横双絣にて花をそえた
御所解のお柄が一面に織描きだされております。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたので
着用シワやたたみジワがございますが、着用時に
気になるような汚れなどはございません。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 野村半平(のむらはんぺい)について 】
結城織物技術伝承者
1904年(明治37年)結城市に生まれ。
戦中、奢侈禁止令の元で結城紬を守り続け、
結城紬に生涯を捧げた生粋の職人。
『結城紬』自体が国の重要無形文化財として
認定を受けられるよう奔走、個人での認定要請を
断り続けたという逸話の残る傑物。
高等小学校を卒業後結城の職人に道に進んだが、
1940年(昭和15年)国家総動員法に基づく政令
(奢侈禁止令)により結城の産地が打撃を受けるも
なんとか技術保存として特免をうけ配給の枠内で命脈を保った。
1930年(昭和5年)頃には暖かさが特徴である
手つむぎ糸でつくられる結城紬を夏に快適に着るために
独自の織物である本場夏結城の製織を開始。
半平のみならず子息・野村福一とその妻・野村キミの
たゆまぬ努力と創意工夫により、緯糸に極細の苧麻糸を2割、
残りの8割は同じくらいの細さの真綿の手紬糸・手括りの絣糸を
用いる事で羽の如き軽やかさを実現した本場夏結城が誕生した。
撚糸と麻糸を用いるため一般的な本場結城紬の証紙は
使用できない。また故人である半平への敬愛を込め
現在も反端の証紙には「本場夏結城 野村半平」の文字が
織り込まれている。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
◆八掛の色:グレー・無地
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
【 付属証紙 】
本場結城紬技術保存会・重要無形文化財指定の証紙(旧証紙)
本場結城紬卸商協同組合・重要無形文化財指定の証紙
本場結城紬卸商協同組合の商標
製織:野村半平
身丈(背より) | 163cm (適応身長168cm~158cm) (4尺3寸0分) |
---|---|
裄丈 | 68cm(1尺8寸0分) |
袖巾 | 35cm(0尺9寸2分) |
袖丈 | 49.2cm(1尺3寸0分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向けのデザインの綴れの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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